花粉症対策は今から始めよう!どうしても薬を使いたくないあなたへ看護師がオススメする症状別 薬膳食材とメニュー
花粉症対策は今から始めよう!どうしても薬を使いたくないあなたへ看護師がオススメする症状別 薬膳食材とメニュー
寒い冬を越えると、暖かい春がスタートします。
でも、その少し前から一足早く春を感じる現象が、「花粉症」。
ある意味、風物詩。花粉症で毎年苦しんだり、花粉症デビューをしてしまう人も少なくありません。
花粉症の対策は、薬や各種対策グッズがありますが、
薬膳でも花粉症対策ができるのをご存知ですか?
「薬膳」というと、「なかなか手に入りにくく、調理が難しそう、苦そう」
というイメージを抱いている人も少なくないのではないでしょうか?
でも、実は身近な食材も「薬膳」となり、
その中には花粉症対策になる食材も含まれています。
ここでは、そんな「薬膳」の考え方から、花粉症の症状別のレシピをご紹介します。
花粉症とは
症状
花粉症の症状は、目のかゆみや鼻水、鼻づまり、くしゃみ、皮膚のかゆみなどで、全て、花粉に対するアレルギー反応です。
どの症状がどの程度の強さで出るかは人によりますが、
花粉症の三大症状は「くしゃみ、鼻みず、鼻づまり」と言われています。
この三大症状の中で特に自覚症状として感じることが多い症状は、「鼻づまり」です。
鼻づまりになってしまうと、口呼吸になってしまうことで、
口の中が乾いたり、喉の中まで乾いてしまい、咽頭痛の原因にもなってしまいます。
また、食事をするときに鼻がつまっていることで、味がわかりづらかったり、
口で呼吸をしなければ苦しくなってしまうため、
食事中にもかかわらず口を開けて食べてしまうこともあります。
ちょっと、マナー的に嫌ですよね。
花粉症の原因は花粉ですが、代表的なスギ花粉をはじめ、色々な花粉が原因で花粉症になります。
そのため、2月〜3月に飛散するスギ花粉による花粉症の人は多いですが、
年間を通してみると、いろいろな植物の花粉は飛んでいるため、
花粉症の症状を訴える人は年間を通しています。
まず、花粉症の特徴などをご紹介します。
花粉症の患者数は増加している
花粉症、特にスギ花粉が原因の花粉症は、年々増加していると言われています。杉の木は植林が多く、増加している背景には、その植林をした杉がちょうど成木になった為と考えられています。
我が家の周辺にも杉が多く植林されていますが、
昔と比べると最近は、風と共に花粉が舞うところを目で確認できるぐらい、煙のように飛んでいます。
その光景は、花粉症になっていなくても、気分的にかゆくなりそうな感じさえします。
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東洋医学からみた花粉症
花粉症は花粉に対するアレルギー反応で、外部から体に入ることで起こります。
ところが、中医学で考えると、
体のどこかが弱っていたり、正しい働きをしていないことで起こると考えられています。
花粉症しか体調の変化を感じていなくても、体のどこかが弱っていたり、
正しい働きをしていないがために出ている反応が「花粉症」なのです。
では、体の中ではどのような変化が起きているのでしょうか?
「気」が弱っている
薬膳からみた花粉症になる人の特徴として、まず、「気」が弱っていることが挙げられます。「気」が弱っていることで体を守るエネルギー不足になり、免疫力が低下することによって起こります。
さらに、体を温める力も弱っているため、体が冷えてしまうことで、
花粉症をはじめ、食後にすぐ眠くなったり、手足の冷えなどの自覚症状があります。
水と汚れが溜まっている
水が溜まって、さらに汚れも溜まっていても花粉症の原因にもなります。この状態を「湿」といいます。
このタイプは、冷たい物や過剰に水分を取らないこと、
余分な水分を出すことがポイントです。
冷えている
「気」が足りないことで体を温めるエネルギー不足になっているため、体が冷えている状態になっています。体が冷えていることで、
余分な体の中の水分を代謝させることが難しくなるため、
花粉症や手足の冷え、顔色が青白くなるなどの自覚症状があります。
冷えているタイプの対策としては、体を温めることがポイントです。
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熱がたまりやすい
冷えているタイプとは逆に、熱がたまりやすいタイプも花粉症になりやすい体質です。このタイプは、暑がりだったり、便秘気味、
尿量が少なく色が濃いなどの体調の特徴があります。
さらに、熱がたまりやすいタイプは、「暑がりで余分な熱がたまっている」タイプと、
「体を冷やすことができずに、火照りが出るタイプ」に分けることができます。
花粉症に関連した症状としては、粘り気のある鼻水が出たり、
鼻づまり、皮膚のかゆみなどの症状が現れます。
また、熱がたまりやすいタイプの対策は、体を冷やすことがポイントです。
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花粉症対策をはじめる時期
では、いつから花粉症対策をはじめればいいのでしょうか?
薬や対策グッズを使うのであれば、
症状が出始めてからとか、出る直前でも間に合います。
でも、食事で体の中から対策するとなると、即効性を望む事はできません。
では、体の中から対策をするには、いつから取り掛かるのがいいのでしょうか?
症状が出る前から手をうつことが大切
食事から花粉症対策をするなら、遅くても「冬」から行うことが大切です。花粉症だけではなく、健康診断の血液検査にもあるHbA1Cのように、
何か月も前から対策をしないと、かわったと実感することが難しいのが現状です。
冷たい物を控え、余分な水分を出したり、
体を冷やしたり、温めたりということを行い,
体を花粉症に耐えれるようにするためには、時間がかかります。
そのため、年中、花粉症対策として食生活を気を付けると無理はありませんが、
遅くても冬から対策をするといいでしょう。
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花粉症対策に必要な栄養素
花粉症の症状別の食材にはそれぞれ栄養素があり、その栄養素が花粉症対策に重要です。
それぞれの栄養素には働きがあり、体を作り上げています。
また、栄養素の種類は何種類もあるため、ここでは特に花粉症対策に必要な栄養素をご紹介します。
亜鉛
免疫機能を正常にする働きがあります。体調を整えるためには、部分的に整えることも必要ですが、
体調全体を整える免疫機能を正常にすることが大切です。
亜鉛が含まれている食材はで代表的なものは牡蠣です。
でも、苦手な人は、豚肉や牛肉、うなぎ、納豆などからとるといいでしょう。
セレン
抗酸化酵素の素となり、活性酸素から細胞を守ってくれます。聞きなれない栄養素ですが、魚介類に含まれており、
牡蠣やイワシ、ホタテなどに多く含まれています。
ビタミンA
ビタミンAは聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。ビタミンAが含まれている食材は、うなぎや緑黄色野菜に含まれています。
ビタミンAの働きは、粘膜や皮膚を健康な状態を保ってくれます。
また、免疫力も高めるという働きもあります。
<43>ビタミンC ビタミンAと同じように粘膜や皮膚を健康な状態に保ってくれます。
さらに抗酸化作用もあるため、よく言う体を酸化しないようにしてくれます。
ビタミンCと聞くと、「すっぱい」ということをイメージできますよね。
そのため、果物はもちろん、イモ類や野菜などにも含まれています。
ただ、熱に弱いという特徴があるため、少しでも新鮮な食材を選ぶことが大切です。
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DHA・EPA
炎症を抑え、アレルギー症状を鎮めてくれます。DHA・EPAはイワシやサバなどの青魚に含まれています。
ただ、青魚は酸化しやすいため、旬で新鮮な状態の魚を選ぶことが大切です。
ビタミンE
抗酸化力が強く、ビタミンAやビタミンCと協力をして粘膜の炎症や、かゆみの元を取り除いてくれます。
ビタミンEが含まれている食材は、うなぎや鮭、ごま、ナッツ類などです。
花粉症の三大症状は「くしゃみ、鼻みず、鼻づまり」です。
ずっと鼻みずが出てると、常にティッシュが手放せなかったり、
鼻づまりがあると食事の味がわからない。
くしゃみが出ると、マスクがすぐ汚れたり、集中できないなど、困った状況になってしまいます。
そこで、花粉症の三大症状の対策におすすめの薬膳の食材をご紹介します。
くしゃみ
鼻がムズムズする前兆がある、くしゃみ。自分1人なら思いっきり出来ますが、
職場や他の人といる環境ではなかなかくしゃみするのも嫌ですよね。
しかも、1回だけじゃない。
そこで、くしゃみ対策に使える食材は、シナモンやしそ、しょうがなどのスパイス系が使えます。
鼻みず
花粉症になると、とにかく、鼻みずがダラダラと流れでやすくなるため、マスクをしていないと気が抜けません。
マスクをしていない状態で気を抜くと、ツルーっと垂れます。マスクをしていると、
マスクの内側では、いろいろな対策がとられていることでしょう。
そんな厄介な「鼻みず」対策に使える食材は、キャベツや鶏肉、しそやかぼちゃ、ニラなどです。
鼻づまり
鼻づまりになっていると、食事の味が分かりづらくなったり、口を閉じて食事することも辛くなってしまいます。
また、口呼吸になってしまうため、口がいつも以上に渇いたり、
喉を痛めて、風邪を引いてしまうこともあります。
また、口が渇いてしまうと、口臭の原因にもなります。
「鼻づまり」が解消されるだけでも違う花粉症。
対策食材は、ほうれん草や豆腐、わかめや豚肉などです。
花粉症の症状別レシピ
ここからは、花粉症におすすめのメニューをご紹介します。
私自身、主婦として毎日、食事を作っていますが、
まだ子どもに手がかかるためなかなか手の込んだ料理を作る余裕がありません。
そのため、ここでは手の込んだメニューではなく、
簡単に作ることができるメニューをご紹介します。
ほうれんそうとツナの和え物
「ほうれんそう」の食べ方はいろいろあります。
その中でほうれんそうとツナの和え物は、簡単にできて、ツナのうまみもあるメニューです。
材料は、「ほうれんそう」と「ツナ」が基本ですが、きのこ類を入れてもおいしくできます。
和え物のため、材料をゆでて、調味料と和えます。和え物よりも炒めたいという場合でも、
普通の炒め物と同じように作ることはできます。
味付けは、ごま油と塩のみ。
茹でたほうれん草をストックしておくことで、
ほうれんそうとコーンの炒め物や、ほうれんそうと卵のココットなどもすぐに作ることができます。
また、白和えにすると「とうふ」も一緒に食べるため、
「鼻づまり」対策食材を一品多く、摂取することができます。
チャイ
なかなか食事だけで、シナモンやしょうがを食べることは大変です。
でも、体も温まるチャイにすることで簡単に摂取することができますよ。
インドの飲み物であるチャイは、紅茶にシナモンやしょうがなどのスパイスが入っています。
「チャイ」を作るときは茶葉から煮だすことが必要ですが、
そこで、豆乳にティーバッグを入れ温めて作る豆乳ミルクチャイはいかがですか?
これですと甘さも自分で加減する事ができ、おすすめです。
シナモンやしょうがは、市販でパウダーが売っているため、
生を買うより保存も簡単で、長持ちします。
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まとめ
今回は、薬膳におすすめの食材をご紹介しました。
どれも、普段食べている食材ばかりのため、毎日の食事に取り入れることもできますね。
そろそろ花粉症対策でマスクをつける人が増えてくる季節かと思いますが、
食べ物でも是非対策をしてみてください。
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