香りでごまかしているだけ?!清潔どころか人体に有害な安全性未確認の製品も。消臭・抗菌除菌グッズの気になる実態。
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「布にシュシュっと」
ソファーやカーテン、ベッドなど、簡単に洗濯できなかった大型の布製品。シュシュッとスプレーすることで、
簡単に消臭・除菌、まるで洗濯した気分になることができるようになりました。
我が家でも4歳の子がオネショをした際に、
うっすらベッドまで染みていると、シュシュッと使っていました。
何重にも防御していても、あちゃ〜となること、ありますよね。
毎日の「食」には可能な限り気を遣っていても、このような便利を感じさせられるグッズにはついつい、手が伸びてしまいます。
しかし、実際の安全性ってどうなのでしょうか。
常用していても大丈夫なのでしょうか。
今回は、抗菌・除菌グッズの実態についてお伝えしていきます。
本当に効果あるの?人体に害はないの?みんな大好き「抗菌・除菌」グッズの実態
ニオイを香料でごまかしているだけの、除菌消臭スプレー
「除菌・消臭」グッズの先駆者的存在、
私たちの生活にいわば革命を与えてくれたと言っても過言でないのが、布用の除菌消臭スプレー。
多頻度で使用しなくとも、一家にひとつあるのではないでしょうか。私たちの生活シーンに、すっかりと定着しました。
主な成分と働きは次のとおりです。
トウモロコシ由来消臭成分:ニオイの分子をとり込み、消臭します。
除菌成分(有機系):Quat(クウォット)。特定の除菌成分の総称です。
有機酸が配合されています。
香料:布からさわやかな香りを感じます。
水:ニオイのもとをつかまえるのを助けます。
除菌成分(有機系):Quat(クウォット)。特定の除菌成分の総称です。
有機酸が配合されています。
香料:布からさわやかな香りを感じます。
水:ニオイのもとをつかまえるのを助けます。
消したいニオイは、香料でごまかされているだけ。
「トウモロコシ由来消臭成分」は、デキストリンというでん粉の一種で、消臭力はさして強くないそうです。
香料を配合してマスキングすることにより、
あたかもニオイを消し去ったかのように、ごまかしているだけということなのです。
またトウモロコシ由来であることから「遺伝子組み換え作物」が使われている可能性も高いと言えます。
繰り返し必要なこの除菌行為で、アレルギーや不妊リスクも。
使用されている除菌成分の正体は「第4級アンモニウム化合物」と呼ばれる化学物質で、生物の細胞膜を不安定にし、細胞を殺す作用を持っています。
有害な菌にだけ働きかけてくれれば良いですが、人の細胞にも同じ作用をもたらすから、問題です。
アレルギーや皮膚炎の原因となることが指摘されています。
また、繁殖力を弱めるという研究結果が、2015年にアメリカで発表されています。
除菌しても洗濯のように根本から落ちきらないので、日々繰り返しスプレーすることが必要になります。
化学物質である香料も、人の身体に良いわけはなく、その被害の増加には前記事でもお伝えしています。
「いい香り」と思うその感覚、大丈夫?シャンプーの香りが引き起こす危険な化学物質過敏症。
ニオイを香料でごまかしているだけ、加えて人体に少なからず影響がある
、、、知ってショックです。
風を通してニオイの根本を除いたり、掃除機などで菌を除いたりした方が、やはり無難そうですね。
安全性が確認されていない、薬用せっけん
昨年、アメリカの食品医薬品局(FDA)は、トリクロサン・トリクロカルバンなど19種の成分を遣った抗菌石けんやボディーソープを販売中止にすると発表しました。
メーカーは1年以内に、成分の切り替え、できなければ製造中止の対応を迫られています。(現在続行中)
FDAは、「抗菌石けんが普通の石けんより効果があると思って遣っているとすれば、それは間違い。抗菌石けんは不要。」
と言い切っています。
殺菌剤であるトリクロサンは下記のようなリスクが指摘されていて、
EUでは2015年に、人の肌や頭皮の殺菌を目的とした製品への使用は既に禁止されています。
・アトピー性皮膚炎を発症
・ホルモン攪乱物質(EDC)の可能性
・免疫力低下
・熱や紫外線に反応してダイオキシンを発生
・分解されにくい為、環境への大きな影響
・ホルモン攪乱物質(EDC)の可能性
・免疫力低下
・熱や紫外線に反応してダイオキシンを発生
・分解されにくい為、環境への大きな影響
ここでも後進国な日本。
日本で「薬用」とついて販売されている石けんやハンドゾープの有効成分のほとんども、既述の2成分です。では、アメリカやEUでの意思決定後、日本での対応はどのようになっているのか。
国(厚生労働省)は、日本石鹸洗剤工業界などの業界団体が、問題の19成分を別の成分への切り替えを発表したので、それを支援すると発表しただけです。
安全性については、アメリカFDAの見解などを調査した上で結論を出すとしています。
メーカーとしては、「薬用」とつければ高く売れるのでおいしい。
安全性が危惧され、それが未確認な製品が、今も平気でそこら中で販売されているのです。
国が承認しているから大丈夫、と思ったら大間違い。
自分の身は、自分で守らなくてはなりませんね。
同様に安全性未確認のものも。その他の抗菌グッズ
衣類・寝具・台所などでの日用雑貨など、「抗菌◯◯」も、ひと昔前と比べて随分と増えました。抗菌の為に使われているのは、①第4級アンモニウム・トリクロサン・パラベンなどの有機化合物、②銀ゼオライト・抗菌ステンレスなどの金属、③カテキン・キトサンなどの天然物、④酸化チタン・オゾン・イオンなど。
安全性が充分に確認された物ばかりでないことが、分かります。
製品に、成分表示が義務づけられていないのも、こわいところです。
国民生活センターには、「防虫抗菌加工の掃除機で目が腫れた」「抗菌加工の下着でかぶれた」などの苦情も発生しているようです。
菌の排除徹底より、免疫力アップの方が有効では?
常在菌との共生ありきで守られる、私たちの健康。化学物質摂取でのリスクは、化学物質過敏症だけにとどまりません。
殺菌剤と同じ成分である抗菌・除菌剤やそれが含まれているグッズを多用していると、
抗生物質に対する耐性菌が生まれやすくなり、医療で抗生物質が本当に必要になった時効かなくなる恐れもあるのです。
良さそうなイメージ、思わず使ってしまいたくなるようなイメージで宣伝されるけど、安易に使用するものではないかもしれませんね。
本当に必要な製品なのか見抜く力が、消費者個々に求められている現代社会
最近、根を掘れば掘る程、本当に安全な物なんてないのではないかと痛感します。完璧な物は存在しないから、正しい知識を持って、物事をてんびんにかけて決断することが、消費者ひとりひとりに求められていると思います。
無のところに、人々の需要を喚起して新たなマーケットを作るメーカー。
必要なくて、むしろ人の健康や環境害する物の供給と消費。何の意味があるのでしょうか。
香りに癒されたい時は、自然の、本物の香りの力を借りましょう!
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玄関やトイレも、大切な生活環境の一つ。
有害化学成分の含まれたものではなく、できるだけナチュラルに消臭したいのが本音ですよね。
IN YOU MARKETでは、自然本来の香りを楽しみながら、健康にも貢献してくれる製品を扱っています。
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