ひどい場合には死をももたらす有害な鉛を体内に入れない簡単な方法と、体から排出する方法とは。
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こんにちは。
マインド・ボディ・メディシン講座を主催する
ソフィアウッズ・インスティテュート代表公認統合食養(ホリスティック)ヘルスコーチの森智世です。
例え微量であっても、鉛は重篤な健康問題を引き起こすことがある。
6歳以下の子供は影響を受けやすい。ひどい場合においては死をもたらす。
特に、6歳以下の子供は影響を受けやすく、精神的、肉体的な成長に重篤な問題を引き起こすことがあり、ひどい場合には、死をもたらします。
鉛中毒の主な症状
初期の段階で鉛中毒を見分けることは難しいです。高い血中鉛濃度を示す人でも、健康そうに見えたりします。
かなり危険な量の鉛が蓄積されるまで、明確な症状が現れないことが普通です。
一方で子供には、鉛の影響が顕著に表れます。
- 発達の未熟
- 学習困難
- イライラしやすい、怒りっぽい
- 食欲不振
- 体重減少
- 元気がない、疲れやすい
- 腹痛
- 吐き気
- 便秘
- 難聴
- てんかん
あなたのお子さんにこうした症状がある場合、生活を共にしているあなたにも鉛が蓄積されている可能は否定できません。
成人に顕著な鉛中毒の症状
- 高血圧
- 関節痛・筋肉痛
- 記憶障害・集中力散漫
- 頭痛
- 腹痛
- 情緒不安
- 男性:精子数の減少、異常精液
- 女性:流産、死産、早産
もし、まだ更年期でもないのに、こうした症状が気になるようでしたら検査を受けてみても良いでしょう。
また、流産の経験がある方も、念のため、次のお子さんのためにも検査を受けてみてくださいね。
知らないうちに、妊娠中の女性が鉛にさらされると、他にも次のような問題を発生させます。
- 早産
- 新生児の誕生時体重が少ない(未熟児)
- 乳児の成長が遅い
では、鉛は、どう避けたら良いのでしょうか。
鉛を体の中に入れないための方法とは
鉛は様々なところから、私達の体内に入り込みます。
食品からだけでなく、空気からも、土や水からも。そして化粧品やパーソナルケア商品や子供の玩具からも。
しかも体内に吸収された鉛が外に排出されるまでには長い時間がかかります
- 血中の鉛は、35日で排出され、
- 髪、爪、汗、唾液、胃液、胆汁など細胞に取り込まれた鉛は40日で排出される
ただ
- 骨に取り込まれた鉛の排出には、かなりの長い時間がかかり、一定ではないとのことです。
吸収されてしまったものをデトックスしようとすると、時間がかかりますから、
まずは、体に入れないのが一番。
そして、入ってしまっても、吸収されなければいいんですよね?
鉛の排出を促すには
(裏付けとなっている研究論文は、最後に参考文献として一覧にしていますのでご参照ください。)海藻類、あさり、黒キクラゲ、ヘンプシード、ゴマ
これらは、鉄分の多い食品です。鉄分が鉛の排出を促すことや、吸収を妨げるという因果関係については、
未だヒトでは検証されていませんが、鉄分の多い食事をしている人の血中鉛濃度は低いという相関関係がみられたことから、鉛の排出には、鉄分に効果があるのではないかと考えられています。
そのため、今でも臨床(医療)の現場では、鉛中毒の子供に鉄分の投与が行われます。
ひまわりの種、ピーナッツ、豚肉、豆類
ビタミンB1豊富な食品を多く食べる傾向にある人の血中鉛濃度は低いという報告があります。ビタミンB1は、ナッツ類や豆類、動物性食品では豚肉に多く含まれているビタミンです。豆腐を多く食べる人は、そうでない人と比べて血中鉛濃度が低いことも報告されています。
ただ、これらの報告は相関関係です。
ビタミンB1を多く食べたら、鉛が吸収されなくなるとか、鉛が積極的に排出されるというような因果関係までは、まだ検証されていませんし、
鉛中毒になった子供にビタミンB1を多く投与しても、鉛中毒による症状、例えば、ADHDが改善されることはなかったそうです。
とはいえ、ビタミンB1は、他の研究でも、デトックス効果を示しているビタミンなので、
因果関係が検証されていないとは言え、ビタミンB1豊富な食品を食べることに問題は無いように思います。
ビタミンB1の解毒作用については、『PM2.5(含む:タバコ)が骨粗鬆症を招く – 予防改善してくれる食品とは?』、『鎮痛剤(アセトアミノフェン)からあなたの肝臓を守るには – 解毒食品』を参照のこと)
ビタミンB1の有効性はキレーション療法で
鉛を体から排出するキレ―ション療法の際に、エチレンジアミン四酢酸といっしょにビタミンB1を投与すると、体細胞中の鉛の排出が促進されたという報告があります。
エチレンジアミン四酢酸は、保存料として食品添加物として使用されることの多い物質ですが、
金属イオンと結合しやすく、1時間から1時間半で体の外へ出て行ってくれる物質です。
そのため、鉛と結合して素早く体の外に出してくれるので、キレ―ション療法に使われます。
余談になりますが、保存料(エチレンジアミン四酢酸)が金属イオンと結合しやすく体の外へ素早く出ていくってことはですよ。
鉛中毒でない健康な人が保存料が入っている豚肉とか豆腐とかナッツを食べたら、ミネラル不足を招きかねないということになりませんか?
あなたのその貧血、単に鉄分不足なだけじゃないもしれませんね。
朝食を食べることで、体の中にある有害物質を排泄することができる!?
朝食
鉛が食事と共に体内に入った場合には、90%は吸収されずに排出されるとのことです。つまり、食品中の鉛は、当然、食事として入ってくるので、約90%は出て行ってくれるわけです。
朝食を食べる習慣のある子供の血中鉛濃度が低いことが報告されています。
校庭の土や教室内の塗装から吸引してしまう鉛、学校の水道水の中の鉛、クレヨンや絵の具に含まれている鉛など、給食までの間に接触するかもしれない鉛。
朝食を食べていれば、鉛は90%が出て行ってくれます。
空腹のまま学校に行けば、体から排出されにくく、結果、細胞内に吸収される確率が高くなることになりますからね。
これは、子供に限ったことではなく、私達大人についても、同様だと思います。
朝食を食べることで、通勤途中の空気中の鉛(排気ガス)や、職場の壁や家具の塗装などに含まれている鉛から自分を守ることになります。
口紅にも発色のために鉛が含まれていますので、お化粧する人は、確実に朝食を食べておく方いいですね。
朝食を食べることの大切さがまたひとつありました。
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¥ 18,225 (税込)空腹がやばい
一方で、空腹状態の時に、鉛が体内に入ってくると、90%が吸収されてしまうのだそうです。水道水は浄水してから
つまり、空腹時に水道水を直接飲むのは、あまりおススメできないということになります。日本の水質基準では、水道水の鉛含有量は、0.01mg以下と定められています。水道水に含まれている鉛は、主に給水管や給水用具などの給水装置から溶け出したものだということです。
0.01mg以下とはいえ、ゼロじゃないわけですから、空腹時に水道水を飲んだら、ほぼほぼ、その鉛は吸収されてしまうわけですから、やっぱり浄水器は必要ですね。
朝起きたら、まずコップ1杯のお水を飲むことを習慣にしている人は特に!
ファスティング時の外出とお化粧には気をつけて
ファスティングをやっている人は、十分に気をつけて生活しないと、ファスティングしながら、返って多くの鉛を体に取り込むことになってしまいます。ファスティング中のお化粧は危険ですね。スッピンですごす覚悟を!(笑)
鉛から身を守る家庭でできる簡単な方法
朝食に、わかめと豆腐のお味噌汁
です。鉄分豊富なわかめと、ビタミンB1豊富な豆腐や味噌で作った味噌汁を、
鉛を体に入れないために効果的な朝食時に食べたら、
無敵ですね(笑)
鉄分という意味では、あさりとお豆腐のお味噌汁でもいいですが、あさりは水銀に要注意ですね。
パン食の人は、ピーナッツバターや黒ゴマペーストをトーストに塗ってみたらどうでしょう。
割と簡単でしょ?
定期的に集中的にデトックスしたりキレーションしたりするのも悪くありませんが、
特別なことをしなくても、毎日の生活の中で、自然にできることってたくさんあるんですよ。
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参考文献:
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- 「CERI有害性評価書 – エチレンジアミン四酢酸」財団法人化学物質評価研究機構
- 「水道水質基準について」、厚生労働省
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