夏は夜にも熱中症のリスクが!意外と知らない正しいエアコンの使い方と寝具の選び方|暑くて寝苦しい季節での快適な睡眠方法6選
こんにちは、牧野睡です。
最近、
暑くなったり寒くなったりと、
気温差が激しくて、体調の管理が大変ではないですか?
今は比較的、
梅雨のような天気が続いておりますが、
また、5月半ばのような真夏日が戻って来ると思うと、
それだけで少し憂鬱な気持ちになりますよね…。
そんな真夏日に多発するのが、熱中症。
しかし、
誰であっても、熱中症にはなりたくないものですよね。
熱中症というと、
日差しの強い日中になるイメージですが、
熱中症は何も、昼間だけに起こるものではありません。
夜間熱中症の恐怖をあなたは知っていますか?
夜は、昼間に比べると、
比較的暑さも和らぎ、一見、熱中症の危険性は下がるように思えますが、
熱中症は夜にもなる可能性があります。
夜間におきる熱中症のタイプは主に以下の二つです。
一つが、
寝てる間に水分が供給されないことによって起きる脱水による熱中症。
もう一つが、
日中、外壁(壁や天井)が太陽光で暖められ、
それによって夜になってから蓄えられた熱が放出することで、
室内の温度が上昇することによって起きる熱中症。
簡潔に言えば、
「脱水」と「放射熱」が夜間の熱中症の原因になります。
脱水対策については、
寝る前に、1杯の水を飲むといったことが言われてきましたが、
放射熱に対する対策って、
案外知らない人も多いのではないでしょうか?
「そりゃ、エアコンつければいいんじゃないの?」
確かに、
熱中症対策としてエアコンは一つの解決法と言えます。
しかし、
具体的に、エアコンの設定をどのようにすれば、
いいのか?
夏季における正しいエアコンの使い方、
あなたは、知っていますか?
熱中症で亡くなった人のうちの約70%は、クーラー不使用!?
まずは、
以下のデータをご覧いただけますでしょうか?
(『東京都福祉保健局 HP』より)
このデータは、
平成28年度夏季の屋内における熱中症死亡者のクーラー使用状況(東京都23区)を示したものです。
まず、
見ていただきたいのは、66.7%と書かれたところです。
この数字が表しているのは、
熱中症で亡くなった人の中で、クーラーを使用していなかった人の割合です。
約7割の方が、
クーラーを使用せずに、熱中症で亡くなっている。
これだけでもなかなか驚くべき事実ですが、
私が皆さんに一番見てほしいと思っているのは、
熱中症で亡くなった人の中でクーラーを使用していた人の割合です。
クーラーを使用していたかどうかわからない割合の27.8%を除き、
確実にクーラーを使用していた人の割合はわずか5.6%なのです。
ゆえに、
約7割という数字は、多く見積もった割合ではなく、
少なくとも7割の方がクーラーを使用せずに熱中症で亡くなっているということなのです。
ここから、
夏の体調管理において、
クーラーあるいはエアコンは必要不可欠なものと言えます。
それでは次の項からは、
実際に、正しいエアコンの使い方についてお伝えしていきます。
夜間熱中症のリスク。就寝中もエアコンは切ってはいけない!?
「電気代がもったいないから、寝てる間はエアコン切っておこう…」
そう思って、夜間はエアコンを完全に消してしまっている人も、
中にはいるのではないでしょうか?
しかし、
はじめに話したように、昼間だけではなく、
夜にも熱中症の危険性はあるため、
夜にエアコンを切ったまま就寝することは、
熱中症のリスクを高めることにつながりかねません。
そのため、暑い日の夜は、
寝ている間もエアコンをつけておくことがベストです。
寝ている間もずっとエアコンが付いているのが気になるという人は、
寝始め3時間でオフになるタイマーセットあるいは、おやすみモード
を使うことを推奨いたします。
夏に欠かせないエアコン。
「静」「弱」「強」「自動」の中では、「自動」が最も省エネになる!
エアコンは、風速設定も可能ですが、
一番省エネになる風速はどれか知っていますか?
「やっぱり、一番風速の弱い『静』でしょ!」
と、思われる方もいると思うのですが、
実は、
「静」「弱」「強」「自動」の中では、
「自動」が一番省エネになります。
どうして、「自動」が一番省エネなのでしょうか。
「自動」という機能は、
部屋が冷えるまでは「強風」、その後は「静」になる機能です。
「静」あるいは「弱」の場合は、
部屋を冷やすまでの時間が長くなり、余計な電気を使い、
また、「強」だと、部屋が冷えてからも強い風を送り続けてしまいます。
それゆえに、
最短で部屋の中を冷やし、
かつ、その後は弱い風になる「自動」が一番省エネになるのです。
熱中症を防ぐために。部屋の適当な湿度と、適当な室温とは?
突然ですが、質問です。
次のうち、一番快適な睡眠を取れる寝室の環境はどれでしょう?
① 室温32度、湿度75%の部屋
② 室温32度、湿度50%の部屋
③ 室温26度、湿度75%の部屋
④ 室温26度、湿度50%の部屋
この質問の答えはまた後ほどお伝えします。
お話は少し変わって、
また、熱中症の話になりますが、
つい先日も
東京の青梅市にある小学校で、
体育の授業中に15人の生徒が、体調不良で病院に運び込まれるといったことがありました。
熱中症というと、
高温との結びつきに目が行きがちですが、
それだけではなく、湿度にも十分な注意が必要です。
熱中症が多発する環境とは、まさに高温多湿な環境です。
逆に言えば、
高温多湿対策をすることが、
熱中症にならないための方法の一つと言えるでしょう。
また、
これは日中に限らず、人が眠りに着く夜間にも同じことが言えます。
ここからもわかる通り、
先ほどの質問の答えは、④の室温26度、湿度50%の部屋になります。
比較的低めの温度を保ちつつ、
湿度も抑えることが、熱中症対策のカギになってくるのです。
日中あるいは寝ているときも
エアコンの設定は、上記の室温・湿度を目安にすることが大切になってきます。
ここまで、
エアコンについてお伝えしてきましたが、
実は、エアコンの使い方をマスターするだけでは、
高温多湿な夏の夜を、快適に過ごせるとは限りません。
夏の暑くてジメジメした夜を乗り切るには、
普段使っている寝具に着目してみる必要があります。
夏でも、半袖半ズボンのパジャマはNG!?
パジャマを選ぶ上でのポイントとは?夏にベストなパジャマを紹介!
夏の夜は、
半袖半ズボンあるいは、服を着ずに寝ているという人も多いのではないでしょうか?
素肌に毛布が当たると、なんだか心地よいですし、
開放的な気分にもなれますよね。
しかし、
質の良い睡眠をとることを念頭に置いたときに、
ベストなのは、吸水性・通気性に優れた軽めの長袖長ズボンのパジャマなのです。
「えー!そんなの暑くて絶対無理!」
という方もいると思いますし、
半袖半ズボンで寝ることは決して悪いことではありません。
ですので、
これはできる方だけで大丈夫です。
無理に、自分と合わないパジャマを着て
熱中症になってしまっては元も子もないですからね。
夏にも、
軽めの長袖長ズボンのパジャマを着用することがオススメなのは、
コップ一杯以上の汗をかくことで、身体の代謝をよくするためです。
また、
夏のパジャマを選ぶポイントとしては、
「締め付け感」と「素材」が大切になってきます。
締め付けるようなパジャマではなく、
締め付けの弱いゆるゆるとしたパジャマが良く、
素材は、
通気性に優れた「綿」や「シルク」と言ったものが良いです。
素材に関しては、
パジャマだけではなく、毛布といったそのほかの寝具も
「綿」や「シルク」のものがオススメです。
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快適な睡眠のために。マットレス選びは、「加重」と「層」が重要!
マットレスは、
パジャマや掛け布団と比べると、割と軽視されがちですが、
心地の悪いマットレスは、眠りを浅くし、
熟睡を妨げることがあります。
皆さんは、
仰向けで眠るとき、どこに一番負荷がかかるかご存知ですか?
仰向けで寝たときの加重の比率は、
以下の通りです。
「頭部:約8%、胸部:約33%、尻部:約44%、脚部:約15%」
一番加重のかかるのは、尻部。次いで、胸部となります。
マットレス選びでは、
当然、この加重が大切になってくるわけですが、
実を言うと、
昔ながらの敷布団は、このような体圧について考慮されず作られたものです。
そのため、
眠りに特化したマットレスを選ぶことは、
熟睡を目指す上で不可欠とも言えます。
最近では、
低反発や高反発と言った言葉をよく耳にしますが、
本当に大切なのは反発の質ではなく、「層」なのです。
マットレスの中に含まれる詰めものの層数が少ないのと多いのでは、
寝心地は全く違うものになります。
マットレスは人によって感じた方は様々なので、
購入される際は、上記に示した「加重」と「層」に着目してみると、
よりスムーズに、自分に適したマットレスを選ぶことができます。
寝室は図書館以下の音量に!クリーンな空気は、快適な睡眠「熟睡」の源
寝具とはまた違うお話になりますが、
熟睡をするためには、お部屋の環境も重要になってきます。
寝室環境の音は、40db(デシベル)を超えると、
睡眠に影響を及ぼすと言われています。
電気スイッチを押す音が、48db、
台所シンクに水が落ちる音が、50~60db。
つまり、
人は眠るとき、周りの環境がかなり静かなものでなければ、
深い眠りには着けないということです。
また、
音だけでなく、お部屋の空気も非常に大切です。
米国睡眠財団の調査(2013年)によれば、
日本は、アメリカ・カナダ・メキシコ・イギリスといった先進国と比べ、
睡眠環境への意識が低いということがデータから明らかになっています。
「毎日/ほぼ毎日ベッドメイキングをするか」という問いに対して、
諸外国が、66~82%という過半数が「はい」と答えているなか、
日本は、44%という比較的低い割合になっています。
また、
「週1回以上シーツを変えるか」という問いに対しても、
日本は、40%というやはり低い割合になっています。
寝室の環境が悪いものになればなるほど、
ダニやノミがわく可能性も高くなります。
このように、寝具だけではなく、
一度、自身の寝室の環境を見直してみることは、
熟睡をするための不可欠な要素とも言えるでしょう。
夏に、熱中症を防ぎ、熟睡を目指すあなたに!
エアコンの使い方や、夏に適するパジャマの選び方、
それに加えて、寝室の環境づくりなど多岐にわたってお伝えしてきましたが、
いかがだったでしょうか。
夏は、他の季節よりも高温多湿になりやすい時期であり、
また、高温多湿は良い睡眠を妨げてしまうことにもつながります。
また、
外だけではなく、家の中での熱中症も気を付けておきたいところです。
特に、
寝ている間は、水分補給などが行えないので、
いかに寝室の環境をより良いものにしておくかが、
夏に、熟睡をするための秘訣ともいえるでしょう。
(参照)『美人をつくる 熟睡スイッチ』
(参照)『女性の不調をなくす 東洋医学式 カラダとココロの整え方』
(参照)『ダイキン工業株式会社HP』
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