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Organic Life to all the people.

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日本の農家が次々と廃業中 | 断絶した農家の孫が語る農業の裏事情。もはや一般人も農業に無関心では安全な野菜は手に入らない!

やまざきあやか
猫2匹と緑豊かな横浜郊外で暮らしているライターです。趣味として中国茶、紅茶等を愛好しています。 母方の田舎は農家、現在の自宅の小さな庭でも自家製野菜が採れます。近隣の農家の食材も合わせた食事のレシピ作成が得意で塩分控えめ、糖質控えめの養生ご飯を作っています。 食物アレルギー当事者なので、読者の皆様と同じ目線で「安全」「おいしい」「元気になる」情報を提供させていただきます。

オーガニック食品は安全で美味しい、それは事実です。
でも、無農薬、化学肥料使用をしない以前に、農業自体を続けられない人が増えているということをご存知ですか。

田舎に祖父母が残した田んぼがありますが、かつては沢山の生き物がいた場所が草ぼうぼうのやせた土地になってしまっています。
お金がない、人手がない、後継ぎがいない、ライフラインが整備されていないと無いない尽くしで農業従事者は困っています。

皆様の食卓に届く農作物の現実を一緒に考えてみましょう。

耕作放棄地と農業の問題、あなたはどれぐらい知っている?



耕作放棄地の面積と再生可能な土地


農林水産省によると、平成27年度の荒廃農作地は、客観ベースで276,000ha
うち再生可能な土地は132,000です。

この農地面積というのは、食品だけを生産している場所ではなく、
綿などの繊維原料他、食品以外の原料の生産域も含まれます。

東京ドーム一つ分の面積が、4.7haほどなので再生可能な荒れ果てた農地は、
日本中に東京ドーム28,085個分ある
ということです。
日本の食料自給率は、カロリーベースだと、38パーセント(農林水産省、平成29年の統計)と低いので、
この耕作放棄地を活用すれば状況は改善する…と簡単に言えればよいのですが、
土地があっても農業を続けられないことが多いです。

耕作地放棄をすると起きる問題



耕作できない土地があると、起きてくる問題は、主に次の通りになります。

・雑草がはびこり、隣地に害虫等をまき散らす要因になる
・土壌の状態が悪化し、再耕作が難しくなる
・セイタカアワダチソウ、カモガヤなどアレルギー原因となる植物が繁茂する
・トンボなど田んぼに住んでいた生き物がいなくなり、生態系が乱れる
・タヌキ・アライグマなどの生物の恰好の住処となる
・人気がないので、不法投棄などの犯罪が発生しやすくなる


雑草の中にはススキなど人の背丈ほど高くなるものが多いので、
子供が迷い込んだら、抜け出すのが難しい状態になることもあります。

耕作放棄地というよりは、農林業衰退の問題として農村部の過疎と高齢化がかなり進んでいます。
ライフラインが弱体化したり、防犯の規範が緩くなるなどの社会問題が起きています。
昔は鍵を掛けずに生活しても、近所の人が見ていてくれました。
農家同士は稲刈り等を手伝いあう等のネットワークがあるのですが、それも失われていっています。

地域に耕作者がいなくなると、本来こまめに行われてきた農業用貯水池や、
水路の点検が行われなくなり、事故や内陸津波等の危険が増します。


(1)平成30年7月19日から平成30年8月31日までに、全国88,133か所のため池で緊急点検を実施しました。
(2)点検において、「今後の豪雨や台風等に備えて応急措置が必要と判断されたため池」が1,540か所確認されました(資料1)。

(3)応急措置が必要と判断されたため池については、都道府県及び市町村に対し、
その状況に応じて、以下の措置(資料2)を講ずるよう徹底しました。

(ア)ブルーシートによる被災箇所の保護
(イ)堤体等の安全性を確保するための水位低下と低水位管理
(ウ)被災箇所への立入禁止措置(ロープやコーンの設置等)
(エ)洪水吐に堆積した土砂や流木等の撤去
(オ)土のうによる崩落箇所の拡大防止
(カ)被災箇所の巡視 など

「全国ため池緊急点検の結果について 農林水産省」

農業をやめる農業従事者の理由 母の家の場合



家といっても母方の家ですが、米や野菜を作っておりました。
農業従事者としては、祖父母の代で断絶しています。

・耕作者が高齢になった、病気になった
・跡取りとなる長男が別業についていた
・ノウハウが受け継がれていない
・農地が狭く、専業では生活が維持できない
・機械類を購入する費用がない
・作業を手伝ってくれていた親族が転居した


祖母が病気になった時、本当は田舎に居候して祖母の介護をしながら、
畑の手伝いをしようかと思ったこともあるのですが、
地域に病院や買い物ができる施設がないこともあって、断念しました。

駅に行くバスが1日に1本しかなく、車がないと生活できない場所です。
体が不自由になった場合孤立してしまう恐れのある区域は農村部に多いです。

後、跡を継ぎたくとも、相続税が支払えないということもあり得ます。
隣家との地境が分からなくて継いだ後トラブルになることもよくある話です。

東京圏への一極集中が問題視されていますが、若いうちは田舎で暮らせても、
高齢になると誰か法律やお金、交通のことを一緒に考えてくれる人が必要で、
サービスが整っている都市部に転居する方は多いです。


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農業と経済の問題が密接で、
耕作放棄地の回復が遅れている!

お金がない農業従事者が増えている



全国の農業従事者の過程の平均収入は、521万円となっています。
ただ、作物の種類や策付け面積によって収入は異なります。
一見よさそうに見えますが、機械が壊れたときのための貯蓄などがいりますからね。
新規の就農者が気にする農業の問題は、収入面の厳しさです。

平 成 30 年 産小麦の10a当たり資本利子・地代全額算入生産費
(以下「全算入生産費」という。)は6万 1,041円で、前年産に比べ3.5%減少した。
60kg当たり全算-入生産費は9,572円で、10a当たり –
収量が減少したことにより、前年産に比べ22.0%増加した。
「農産物生産費統計 農林水産省」



生産費は、土地の賃料、機械を購入した場合は減価償却分、
レンタルの場合はレンタル費、種苗代、農薬代、肥料代、人件費、車両のガソリン代等コストに該当します。

新規就農者にとって頭が痛い問題は、果樹などは初年度は実が付かないので、
すぐには収入に結びつかないのに、費用が掛かるということです。

母の家など小規模な田畑を持っているところは、機械や人手を近隣から借りることもあります。
昔は手作業で人海戦術での田植えや稲刈りだったので、人件費はかさみました。

農業には減収の要因がある



他に減収の要因になるものとしては次のようなものがあります。

・野生動物による食害
・天候悪化による不作
・病虫害
・窃盗


最後の窃盗が頭痛の種です。
大規模な害があるのは集団での計画的犯行です。
被害額が5590万円に及ぶ年もあります(警察庁)

農業を行っている人は、畑や田んぼに入られることを警戒します。
盗みだけではなく、靴の裏に菌が付いていてそれが病気をまき散らしたり、
根を踏まれて作物が枯れたりするのを心配しているのです。

風景をとるために入り込んで大事な作物を踏む人もいるので、気が抜けません。

鳥獣の害に関しては、年間164億(数字は平成29年)の被害が起きています。

昔は畑の側の里山は適度に人の手が入って、
動物の餌場になる場所の生態系バランスが整っていました。
狩猟をする人もいましたので、動物は「人間は怖いもの」と思って逃げてくれていたのです。

でも、餌が少なくなると、人里に降りてくるようになり、警戒心もなくなってしまった個体が増えています。

農業は命がけ


よく3K、きつい、汚い、危険という表現で嫌われてしまう仕事がありますが、
農業もこれに該当します。

田舎に帰ると、食事の味付けが甘くて濃いことに気が付きます。
親族は味の薄い事で有名な西の人間ですが、それでも砂糖や塩気の濃い食事をします。
そうしないと重労働に耐えられず倒れてしまうのです。

事実、平成29年度に起きた農業事故のうち、22件の死亡事故が熱中症によるものでした。

トラクターなど農業機械による事故は211件

農業用施設作業による事故は13件、
そのほかの事故(熱中症もこれに含まれる)という農林水産省の報告があります。
すべて死亡事故です。

農業は命がけです。

農薬は使いたくないけれど、使わないと生活が出来ない

母の家は、自分たちで食べる分だけ作付けするスタイルだったので、
農薬や化学肥料はあまり使わずに済みましたが、大規模な主業農家、
生計を農業で立てようとする場合、
これらを使わないと、害虫、病気で生産性が著しく下がってしまいます。
農薬による事故は、平成29年には、21件起き、1件死者が出ています。

母の飼い猫が子猫のころ、うっかり化学肥料の畑で遊んで中毒をしたことがあり、
それ以来農薬や肥料が残りやすいネズミの内臓は絶対に食べなくなったそうです。

それぐらい生体に害があるのが農薬や、化学肥料です。
一番その害を知っているのは農業従事者です。

でも、使わないと、自分の畑や田んぼから近所に病気や害虫をばらまくことになるという問題もあります。
そして消費者も虫食いの野菜は消費者は購入してくれません。

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農業を維持してオーガニック食品を国内生産してもらうために出来ること



耕作放棄地を復活させる


荒れた土壌は、草刈りをして、根元から反転耕をして施肥をすることで再利用できます。
土壌の再生を家で行ったことがありますが、
雑草の根は奥深く入っているので切るように掘り起こさないといけません。
プロは機械を使いますが。
有機農法の場合、雑草は土中に漉き込むこともあります。

こうして再生した土地は次のように利用できます。

・市民農園
・新規就農者、農業団体に貸し出す


農林水産省も農地法等農業に関わる法律を改正して、貸し出しをしやすくする、
農地を宅地に転用することを制限するなど対策を講じています。
現実にこんなプロジェクトもありますよ。

牛久市においても,農業者の高齢化や
若年層の農業離れによる後継者不足等により,当
時約 200ha の耕作放棄地が存在し,その対策が求
められていた。そのため,市では平成 19 年に県
内で初めてバイオマスタウン構想を策定するとと
もに,国の交付金制度を活用して耕作放棄地を復
元し,そこで栽培したナタネから搾油・精製した
ナタネ油を市内の学校給食の食材として提供する
取り組みを始めている。



「多年生雑草が優占する耕作放棄地の復元技術 茨城県農業総合センター 農業研究所」



クラウドファンディングを活用する


農業には資金が必要ですが、
一般から利息など無しに資金を募るクラウドファンディングを活用して農業を始める人もいます。
こういった働きに協力するのも就農者支援になります。

流通ルートを新規就農者のために開拓する


農業従事者は確実に売れるとわかれば生産を増やすことが出来ます。
ワンボックスいくらで消費者と直接販売契約を行っている農家は多いです。

レシピ開発なども消費を増やすための取り組みです。最近の野菜は新品種も多いので、
加工品として使用できることを飲食関係者や消費者が認識することがチャンスになります。

特に、形がよくない、色彩に問題があるなど味には問題がない野菜や果物の使用用途、
ジュースやドレッシングの開発は収入を増やすために有効な手立てです。

こういったレシピ開発は主婦の皆様も協力できますね。

農業塾の開催


新規就農者を都会から呼び寄せようという試みは各自治体で行われています。
ただ、20代、30代、40代の都会で育った人は、農業に必要なノウハウを持っていません。
慣れている人は、天気予報を見なくとも天候を動植物の動きや山の積雪の具合で読むことが出来ますが、
それが伝わらずに断絶しかかっている地域があるのです。

年配の人が農業指導を行う自治体も多いです。

自家菜園などを作る際も、プロが出ている動画等を見ると良いですよ。
我流の種まきで失敗する人はかなりいます。

今はインターネットが発達していますので、
電子で農業のノウハウをシェアしていく時代です。

AI、人工知能に情報を集約したり、ドローンを使って有機農法を行うプロジェクトもありますよ。

農業体験に参加する



お子さんがおいでの方は、ぜひ農業体験に参加していただきたいです。
小さな頃から、田んぼに溜まった有機ガスを抜く手伝いなどをしてきましたが、
現実に土や水に触れてみると、微生物の働きがいかに大切かや、里山の生態系などを知ることが出来ます。

眼や耳からの情報はインターネットで入手できますが、
感触や匂い、味は電子媒体では入手できません。
体験ができる農園や自治体もあるので、夏休みなどのレジャーとして如何でしょうか。

一番の協力は生産物を食べること


現在の農産物の価格は労力に比べて安すぎるのです。
地産地消で、少し高くとも形が悪くとも、地元の農家を支えていこうと思ってくれる消費者が増えると、
生産者側も人手の確保等に動きやすくなります。

スイスなどはその働きが上手くいっている例ですね。

参考までに、私の仲間への手土産は地元の農家や生協などから買った野菜やイチゴ、
栗で作ったコンフィチュールです。気に入った方には材料をどこで買ったかと作り方をお教えしています。

どんなにいい作物でも、知っている人がいなければ売れません。
横浜で栗、昔ながらの和栗を作っている農家さんがいることに大体の方は驚かれます。
皆様の身辺でも手がかかるけれど、美味しいものを作っている農家さんはいるはずなので、
開拓していくのも消費者の役割です。養蜂などは東京でも多く事例があります。

また、安全な食品が欲しいのなら、
猫が死んでしまうような毒性の肥料や農薬を使った農業を行うことに「否」というべきです。
安全な食品しか買わないと消費者が意思表明すれば、市場は反応します。

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本当の生産者の顔が見える農作物を食べてほしい



幼少期の食生活を話すと人に贅沢だと言われます。
祖父母が作った米、野菜や知人が作った果物を沢山食べさせてもらっていました。

農家の人は自分の家用の野菜や果物にあまり農薬を使わないのです。
多少不ぞろいな形をしていても、味は抜群で横浜に帰りたくなかったぐらいです。

スーパーの野菜には、作っている場所や、作った人の顔が反映されていませんから、
価格が安くとも、形が整いすぎていても疑問に思わないかもしれません。
でも、農業だけでは生活が出来な人たちがその裏側にいます。

あなたはどういう食品をご家族との食卓に出しますか?
「おいしい」の陰で誰かの汗が流れていることを忘れないでください。

参考:
「農 業 用 ダム の濁水 問題 に関 す る全 国調 査 の分 析Investigation Report on Turbidity Problem in Irrigation Dams in Japan樽 屋 啓 之 † 中 達 雄 †† 藤 井 秀 人 ††」
「耕作放棄地の現状について 農林水産省」
全国ため池緊急点検の結果について 農林水産省
「耕作放棄地の再生利用のために
-耕作放棄地再生利用緊急対策交付金の活用」「耕作放棄地の土壌養分の実態と 農地復元後の対応」

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猫2匹と緑豊かな横浜郊外で暮らしているライターです。趣味として中国茶、紅茶等を愛好しています。 母方の田舎は農家、現在の自宅の小さな庭でも自家製野菜が採れます。近隣の農家の食材も合わせた食事のレシピ作成が得意で塩分控えめ、糖質控えめの養生ご飯を作っています。 食物アレルギー当事者なので、読者の皆様と同じ目線で「安全」「おいしい」「元気になる」情報を提供させていただきます。
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