辛い生理前症候群(PMS)に悩まされていませんか?薬に頼るまえに読んでほしい、東洋医学でPMSを軽減する方法を解説します。
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女性の過半数が大小関係なしに患っているとも言われているPMS。
「何だか憂鬱だな…」
「下腹部がチクチクする…」
「腰が重い…」
その症状や期間は人によって様々。
西洋医学ではPMSの原因は解明されていないため、治療は困難とされています。
それでは、東洋医学ではどうなのでしょうか。
周囲は中々理解してくれないPMS。我慢してませんか?
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PMSって何?
PMSとは英語のpremenstrual syndromeの略。日本語では、月経前症候群と言います。
生理が始まる大体2週間前からその症状はスタートし、
生理が始まる頃にはピッタリとその症状は収まってしまうのがPMSの特徴です。
PMSの主な症状は?精神的な症状が強い場合はPMDDの可能性も。
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20代から30代の女性の約半数以上がPMSを患っていると言われていますが、
その症状は個人差があり重度な場合は、一般生活に支障を来すという方も。
症状が人それぞれ違うということで、本当に辛い時でもその辛さは中々周りから理解されないもの。
女性特有の症状でもあるため、
特に男性からは理解されないこともあり辛い経験をされた女性も多いのではないでしょうか。
代表的なPMSの症状
【心理的な症状】・抑うつ気分
・イライラする
・混乱した気分 など
【身体的な症状】
・胸の痛みや張り
・お腹の張り
・関節痛や筋肉痛
・頭痛
・体重増加
・手足の浮腫 など
上記は、PMSの代表的な症状のほんの一例。
生理前にこのような症状が3回以上起こったことがあるという方は、PMSはと診断されます。
PMSは生理のある女性であれば誰でも起こり得ます。
どんなに健康的な女性でも、ある日突然発症する可能性があるのです。
とくに精神状態が強い場合には、
月経前不快気分障害(premenstrual dyspholic disorder : PMDD)の可能性も。
PMDDが原因で子どもの虐待、離婚に至ることも
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精神的な症状が強く出るPMDDは、うつ病や双極性障害と間違われるほど。
女性の1.2%程が患っているというデータが報告されています。
「著しく感情が不安定」「著しい怒り・人間関係の摩擦」「抑うつ気分・絶望感・自己批判的思考」「著しい不安」などの症状があるかどうかが、診断の基準になります。
PMDDは感情のコントロールが難しく発症した人の中には、
子どもを虐待したり、夫婦関係が悪化して離婚に至ったりという方もいる程。
出典・引用: 「生理前に特に気分が不安定!月経前不快気分障害(PMDD」
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_671.html
東洋医学でPMSは改善できるのか?
西洋医学の治療法での身体への影響
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辛いPMSやPMDDの症状で、婦人科を受診しようか検討されている方も多いかもしれません。
西洋医学医師にPMSの症状で受診した場合、
治療の基本となるのが、カウンセリング・生活指導・薬の処方です。
カウンセリングにて症状を確認し、生活指導で改善を試みます。
なかなか改善しない場合や症状が強い場合には、薬による治療がされることも。
西洋医学で用いられることが多い治療が、
浮腫には利尿薬、
頭痛などの痛みには鎮痛薬、
精神的な症状には抗うつ薬(SSRI)や低用量経口避妊薬(EP配合剤)
によるホルモン療法などです。
しかし、低用量経口避妊薬の場合、高血圧や肥満のある人、喫煙している人などは、
血栓ができやすくなる危険性が高まったり、
のみ始めに吐き気や胸の張り、頭痛などの副作用が現れることがあります。
また妊娠を希望している人の場合は使用しにくいということもデメリットとし挙げられます。
そして、PMSやPMDDに対しての保険適用は基本的には対象外。
治療費が高額になる可能性もあるのですが、更には全ての症状が改善されるわけではないのです。
東洋医学ではPMSはどう見るのか
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西洋医学医師の中には、薬療法で漢方薬の
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、
・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、
・加味逍遥散(かみしょうようさん)、
・抑肝散(よくかんさん)
を処方する医師も多いと言われています。
東北大で実施した治療成績検討では、治療開始12週の時点の評価で「気分のおちこみ」「不安・緊張」「怒り・イライラ」「涙もろさ」「気力低下」「過食・偏食」「不眠・過眠」「身体症状」「仕事・家事の能率」「社会生活」「対人関係」で有意な改善効果を認めました。
引用: 「月経前症候群(PMS)月経前不快気分障害(PMDD)と漢方」
http://www.med.kindai.ac.jp/toyo/medicine/pms.html
更に、重症状の場合、改善14例、普通6例、増悪1例と有効率は66.7%と、
抗うつ薬と匹敵する改善効果があることも調査で明らかになっています。
先述した通り西洋医学では、PMSの原因は解明されていません。
しかし実は、東洋医学の世界では、PMSとPMDDはそこまで複雑なものではないのです。
生理前の女性は、任脈と衝脈に流れている大量の血液と気を、
妊娠の準備をするために、一気に子宮へ集めます。
東洋医学の中で、気を運行する通路のことを経路と呼び、
この経路には、気の流れ道である十二の正経路脈と、
排水路のような働きをする八の奇経脈があると言われています。
任脈は、正経路脈の陰経にあたり、肺、脾、心、腎、心、肝のバイパスです。
衝脈は、奇経八脈の1つで生殖器を中心とする周辺の動脈を起点にして、
大動脈を中心に胸部、頚部、顔面足背のバイパスで陽経にあたります。
生理(または妊娠)の準備をすること自体は、健康的な女性であれば普通の身体の働きなのです。
しかし、ストレスや過労、不規則な食生活など何らかのことが起因して、
私たちの身体のあらゆる箇所を繋いでいる経路を流れる血と気の巡りを悪くし、
臓器(得に、脾臓、腎臓、肝臓)や陰陽のバランスを崩すことで、PMSやPMDDに繋がると考えられています。
出典: 「How TCM Views Premenstrual Syndrome」
http://www.shen-nong.com/eng/exam/specialties_womenpms_syndrome.html
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PMSの症状を東洋医学的な視点で改善するには
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肝気鬱血
イライラしてしまう精神的な症状と胸がはったり痛みを伴う、喉につまりがある、お腹が張る感覚など身体的な症状が出る方。
これは、肝の気が停滞して起こる症状を考えられています。
肝はストレスのバランスを保つ他、血液の貯蔵庫です。
血の巡りが悪いと血液がが汚れて、吹き出物が出ることも。
血の巡りを改善するには、少しでも身体を動かすことで改善が期待できます。
エレベーターやエスカレーターではなく階段を使う、寝る前に軽いストレッチをするなど、
生活の中に運動を取り入れることがおすすめとされています。
気血両虚
眩暈や頭痛などの身体的症状と、鬱や不安感など精神的症状がでます。気と血の両方の不足から起こることが考えられます。
気の巡りが悪いのは、自律神経が乱れストレスを感じやすい人。
仕事中や家事の合間などに、5分〜10分だけ時間をとって、
ヨガの呼吸法(腹式呼吸)を取り入れたりすることがおすすめ。
ハーブティーなど心を落ち着けることも効果的です。
肝胃不和・肝脾不調
肝と胃、脾臓とのバランスが乱れて起こります。強いストレスを感じ、肝の具合が悪くなった結果、
胃腸の調子が悪くなりバランスを崩すことから起こります。
イライラしたり、ゲップやあくびなどが多い方、鬱っぽい症状や、ガスが溜まった状態。
胃腸の調子も悪くなります。
疲れやすかったりするのもこのタイプ。
しっかり睡眠をとって体を休ませることが大切です。
特に胃腸を休ませるように食生活も整えましょう。
肉類は胃腸に負担をかけやすいため、
プルーンや青物野菜などの植物性の食材で血液を補ってくれる食事がおすすめです。
自分の身体の状態に心を傾けてみよう
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PMSの症状は辛く耐え難いもの。けれどそれは、あなたのから身体のSOS。
身体のどこかでアンバランスな状態になっているということを教えてくれている証拠です。
自分の身体が今どんな状況にあるかということに気付くことで、
いくらでも状態は改善することができるのではないでしょうか。
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