エッセンシャルオイルの力で驚きの治癒力!一度使ったら手放せない!オーガニック精油を使った 「手作りレスキュークリーム」の作り方
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エッセンシャルオイルの力で驚きの治癒力!
一度使ったら手放せない!
オーガニック精油を使った
「手作り・レスキュークリーム」の作り方
現役の薬剤師として働く私は、10年ほど前から、
エッセンシャルオイル(オーガニック精油)を使った化粧品を自分で作って使用しています。
そんな手作り化粧品の中でもクリームは、肌のコンディションを整えるだけでなく
湿疹やかぶれ、乾燥肌の痒み、ケガや虫刺されなどにも使えるため、とても重宝してきました。
手作りクリームの効能は混合する精油によって違ってくるのですが、
皮膚のトラブルに関しては、このクリームで今のところ全て対処出来ています。
このクリームを使うと傷が劇的に早く治り、痕も残らないというような経験を
何度もしているので、今回はそのお話をご紹介させていただきたいと思います。
記事の中では、エッセンシャルオイルを使った「レスキュークリーム」
の簡単な作り方のレシピもご紹介していますので、ぜひ、参考にしてみて下さいね。
皮膚への有益な効果が期待できる精油は、
私にとっての万能薬
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200種類ほどあると思われる精油には、
皮膚に有益な作用を期待できるものが数多くあります。
代表的なものには、
・ラベンダー
・ゼラニウム
・パルマローザ
・ローズウッド
・サンダルウッド
・フランキンセンス
・ローズ
・ネロリ
・イランイラン
などが挙げられます。
特にラベンダーは、皮膚の炎症を抑える精油として有名で、
1928年頃に、フランスのルネ・モーリス・ガットフォセという科学者が実験中にやけどをした際、
たまたま近くに置いてあったラベンダーの精油を咄嗟に患部に塗ったところ、
悪化することなく、驚くほど早く治ったことがきっかけで研究を始めたそうです。
そして今でもヨーロッパを中心に、
ラベンダー精油入りのローションやクリームは
日焼けの後のほてりや赤みを取るため、頻繁に使われています。
オーガニック精油入りの手作りレスキュークリームで、
皮膚の不調が改善した私の3つの体験談
体験①
腕に負った傷が20日間で治癒
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ちょうど先々月(2020年6月)のことです。
私は飼っている猫に噛みつかれて、右腕に傷を負ってしまいました。
傷は熱を持ち、赤く腫れていましたが、私は慌てませんでした。
すぐに患部を水洗いして水分を取り、オーガニック精油で手作りした
「レスキュークリーム(作り方は記事後半を参照してください)」を塗りました。
塗布してからもしばらくは赤く腫れていましたが、
時間が経つごとに腫れが段々と引いていきました。
私はそのクリームを、約3週間の間、毎日塗り続けました。
下にその経過の写真をご紹介します。
ちょっと痛々しい写真ですみません。
ですが、段々と傷が治っていって最後にはキレイになっているのを
ご確認いただけるかと思います。
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6月24日にケガをして20日後の7月14日には、
傷はもうほとんど気にならないくらいにまで治っているのがわかりますね。
体験②
ひどい蕁麻疹(じんましん)が7日間で全快
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これは去年(2012年)のことですが、新年早々私には重度の蕁麻疹が出てしまいました。
お腹全体に赤く熱を持った湿疹が広がっていて、それがものすごく痒いのです。
まず考えたことは、
「前の晩に珍しい海鮮の赤ナマコを食べてたせいかなあ」ということでした。
お風呂上がりに気づき、早速、同じ「レスキュークリーム
(作り方は記事後半を参照してください)」で
対応することにしました。
ところが、その晩は痒みが治まらず、「これは手強いな…」と思ったものです。
翌日は痒みがひどく、体の中にも違和感(後背部の鈍痛、腹部の張り・鈍痛、
全身のだるさ、焦燥感、動悸など)を感じるようになったので、
腸内善玉菌製剤も服用を始めました。
レスキュークリームには元々20種類程度の精油が入っていたのですが、
そこにさらに解熱と抗アレルギー、止痒・消炎効果があると言われる
ジャーマンカモミールの精油を加えて、塗り続けました。
塗り方は1日に何回とは決めず、痒みがひどくなったらすぐに塗る、
という方法をとりました。
そうすると、徐々に痒みが治まってきたため、
腸内善玉菌製剤の服用と精油クリームの塗布を、それからも毎日続けていきました。
――すると、結果的に、それから7日後に蕁麻疹は消え、
痒みもすっかり無くなって全快したのです。
今でも原因はあの赤ナマコだろうという危惧は消えず、腸内善玉菌製剤を飲んで
腸内環境を整えたことが体の違和感の回復には繋がったのだろうと思いますが、
あのひどい痒みと炎症を病院に行くこともなく自力で治すことが出来たのは、
精油の効果に違いない、という実感があります。
体験④
虫刺されが一晩できれいに治った
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これはつい最近の話です。
お風呂から上がった時、ふと見ると二の腕が蚊に刺されていました。
気づいてしまうと余計に痒く感じて、つい搔いてしまったのが悪かったのかもしれませんが、
広い範囲に渡って赤く腫れてしまいました。
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痒みも強かったため、これも同じ「レスキュークリーム(作り方は次の段落を参考にしてください)」
を塗って20~30秒間程度、マッサージをしました。
*軟膏は皮膚の上に蓋をするようにして薬効成分を留まらせるものですが、
クリームは皮膚の内部に浸透していきます。
なので、少し長めにマッサージするように塗り込むのが効果的な塗り方です。
そして、翌朝の写真がこれです。
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白い円状の腫れ残りの真ん中にほんの少し赤い芯が残っていますが、痒みは全くありませんでした。
すぐに、どこが刺された場所だったのかもわからなくなりました。
もしクリームを塗らなかったら、ここまで綺麗には治っていなかったと思います。
市販の虫刺され用薬を塗っても、おそらくまだ少し赤みと痒みは残っていたでしょう。
精油のパワーには、本当に驚かされます。
私流、オーガニック精油を使った
「レスキュークリーム」の作り方
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それでは、私がいつも使っているレスキュークリームの作り方をご紹介しますね。
ちょうど最近作ったので、そのレシピを公開しようと思います。
精油を溶くのに使う植物油や植物バターには色々な種類がありますので、
お好みで試してみるのも楽しいと思います。
植物油は、夏場ですと、さっぱりしたオーガニックの白ゴマ油やマカデミアナッツ油、
ホホバ油などがオススメです。
基本の材料(基材):
・オーガニック・グレープシードオイル 80g
・オーガニック・シアバター 40g
・オーガニック・パーム乳化ワックス 15g
・グリセリン 16g
・ミツロウ(精製) 4g ※又はキャンデリラロウ
・精製水 320ml
使用する、21種類のオーガニック精油
(皮膚に良い作用を持つ精油):
・フランキンセンス 5滴/・イランイラン 5滴/・パルマローザ 5滴/・ローズウッド 5滴
・メリッサ 4滴/・グレープフルーツ 3滴/・スイートオレンジ 3滴/・マンダリン 3滴
・ティーツリー 3滴/・マートル 3滴/・カルダモン 3滴/・ローズアブソリュート 3滴
・シダーウッドアトラス 2滴/・ローズマリー 2滴/・プチグレイン 2滴/・レモングラス 2滴
・ペパーミント 2滴/・リツェアクベバ 2滴/・ベチバー 2滴/・パチュリ 2滴/・シナモン 2滴
これでおおよそ500g分のクリームが出来上がります。
分量、精油の種類共に多くて驚かれるかもしれませんが、
クリームに入れられる精油の量には限りがあるため、
ある程度クリームの量がないと多くの種類の精油を入れられません。
例えば、一番濃度の薄い、顔に使える濃度のものを作るとなると、基材の量の0.1~1%までです。
精油1滴=0.05mlですので、例えば60gのクリーム作るとすると、精油の量は0.6ml=12滴までが限界で、
入れる精油の種類が限られてしまいます。
私がこれまで実際に経験してきた精油の効果を得るためには、
皮膚に良い作用を持つこれら21種類の精油を出来れば使いたいところです。
このボリュームと混合で、家族でひと夏中使える無敵のクリームが出来上がります。
器具:
・キッチンスケール
・ゴムベラ又はバターナイフ
・耐熱用ビーカー /500ml1個と100mlのもの3個
(又は320mlの精製水が入る耐熱ガラス容器)
・ゴム手袋
・泡立て器(電動ブレンダーがあると便利)
・ガラス棒
・温度計(2つあると便利)
・クリーム容器 60ml, 40ml ※アルコールで消毒しておく
・余った分を入れる大容器(500ml) ※アルコールで消毒しておく
・ラベルシール
作り方:
① 最初に、精油を計って全て混ぜておきます。
② 500mlのビーカーをキッチンスケールに乗せ、植物油、シアバター、パーム乳化ワックス、
ミツロウ、グリセリン、1,3-ブチレングリコールを量りながら入れます。
(液体のオイルも全部重さで量ります)
※今回は植物油にグレープシード油を使っているので緑色をしていますが、
混ぜていると白くなります。
③ 100mlのビーカー3個、又は320mlが入るガラス容器に精製水を入れて、
写真のように2つのビーカーを同時に湯煎にかけます。
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*500mlのビーカーの方は、シアバターやパーム乳化ワックス、ミツロウなどが溶けて均一になるように、
ガラス棒でよく混ぜておきましょう。これが分離しないキレイなクリームを作る重要ポイントとなります。
④ 材料がきれいに溶けて液体になり、2つのビーカー内の液体の温度が
80℃になったら火から下ろします。(熱燗ぐらいの温度になった頃が目安です)
⑤ 全て溶けた500mlのビーカーに、320mlの精製水を少しずつ注ぎながら、よく攪拌します。
精製水が熱くなっているのでゴム手袋をしてからビーカーを持ちましょう。
この時、熱湯には十分注意して下さいね。
泡立て器を使う場合は、ホイップクリームを泡立てるような感覚で混ぜて下さい。
電動ブレンダーを使う場合は、飛び散りを防ぐためにブレンダーを
ビーカーの底にしっかりつけて攪拌しましょう。
この時に精製水を一気に入れず、少しずつ3~4回に分けて
攪拌しながら入れるのがポイントです。
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クリーム作りでは、最初の攪拌が一番大切な要素になってきます。
ちょっとキツいですが、5~10分は手を休めずに攪拌を続けて下さい。
⑥ しばらく混ぜ続けていると、白くなり、生クリームのようにふんわりしてきます。
粗熱が取れてきたタイミングで精油を加えます。
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⑦ 精油を馴染ませるように優しくよくかき混ぜたら、ゴムべらや薬さじを使って容器に移していきます。
ケーキの生地を型に入れる時のように、クリーム容器の底をトントンと軽く打ちつけて空気を抜きながら入れると、
容器にキレイにおさまってくれますよ。
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※夏場は気温が高いため、クリームが緩くなりがちです。
粗熱が取れて冷めてきてもなかなか固まらない…ということもあるかもしれません。
そういう時は、クリームを容器に注ぎ入れ、そのままそっとひと晩置いておいてあげて下さい。
翌日にはしっかり固まって、立派なクリームになっています。
⑧天然成分の防腐剤を入れる
手作りクリームに入れる天然成分の防腐剤としては、ローズマリーオイルエクストラクト(ROE)
とビタミンEオイルが代表的なものになります。
ローズマリーオイルエクストラクトは全体の0.15~0.5% (500gに対して0.75~2.5ml)、
ビタミンEオイルは全体の0.5~5% (500gに対して2.5ml~25ml)の濃度で使用します。
防腐剤は、容器に移し替える前に入れまましょう。
*防腐剤を入れたからといってカビや細菌を完全に防げるわけではありません。
特に夏場は栄養分の多いクリームは腐敗しやすいので、
早く使い切るか冷蔵庫に入れて保存することをオススメします。
⑨ラベルに製造年月日を書いて、クリーム容器に貼ります。
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いつ作ったクリームなのかわかるようにしておきましょう。
これで手作りクリームは完成です。
手作りレスキュークリームで肌を健康に保とう
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手作りのクリームの良いところは、何といっても自分で成分を管理し、入れる精油を選べるところです。
香りも自分の好みの精油を組み合わせることで、自分だけのお気に入りのブレンドを作ることが出来ます。
原料は全てわかっているし、「冬だから保湿効果を高める為にシアバターの量をちょっと増やそう」
などというアレンジも自由自在です。
そして、人工香料や保存剤などの化学物質も入れませんので、安心してたっぷり使えます。
私は毎回このクリームの効果には驚かされてきたので、
これから一生おつき合いしていこうと思っています。
ただ、手作りということは手間がかかるという欠点があります。
材料や道具を揃えるのが大変、こんなに精油を揃えられない、
こういう種類の作業が苦手という方もいらっしゃると思います。
その場合は、無添加のクリームにオーガニックお精油を混合して使うのもオススメです。
その際は、全体量(g)に対して入れる精油の量に気をつけて下さいね。
法則は、
精油1滴=0.05ml
顔に使える濃度(最も安心なレベル)=全体量の0.1~1% です。
例えば
30mlのクリームなら、精油0.03ml~0.3ml 1~6滴まで
50mlのクリームなら、精油0.05ml~0.5ml 1~10滴まで
60mlのクリームなら、精油0.06ml~0.6ml 1~12滴まで
といった具合です。
このボリュームで精油入りクリームを作るなら……厳選したオススメの精油は、
・パルマローザ/・ローズウッド/・ラベンダー
・ゼラニウム/・イランイラン/・マンダリン
この辺りでしょうか。どれも美肌効果を持つ、香りも良いオススメの精油ですので、
量を増減したり組み合わせたりして楽しんでみていただければと思います。
手作りクリームを作っても、無添加クリームに精油を入れて楽しむにしても、
精油の効果を実感すると、精油入りのクリームを使うのがどんどん楽しくなると思います。
夏のスキンケアにも、ぜひ、取り入れてみてはいかがでしょうか?
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