大の大人も泣いてしまう肋間神経痛を、東洋医学から見たアプローチで対策する方法。
よく左胸が痛む。
痛み方はチクチクだったり、
ギュっと握られるみたいだったり色々だ。
ひどいときは息をするだけで痛むし、
咳やくしゃみだけでも痛む。
これらは肋間神経痛と呼ばれる症状です。
痛み方は人によって様々で同じ痛みが続く人もいれば、
痛み方が変わる人もいて長引きやすいのが特徴です。
病院にいっても治らないあなた、
東洋医学からのアプローチで、
肋間神経痛の原因について探って行きませんか?
肋間神経痛とは
肋間神経痛とは肋骨に沿った神経が刺激されることで痛みが起こっている状態です。痛み方は様々ですが、
-
・電気が走るような痛み
・チクチクとした持続する痛み
・筋肉をギュッとつかまれたような痛み
人間の身体は表面の痛みほど場所が明確で、鋭く感じるようにできているので、
鈍い痛みで場所がよく分からない時は、肋間神経痛ではないことが多いです。
痛みの起こる場所は基本的に肋骨回りなので胸から背中、脇腹にかけて起こります。
肋間神経痛に限らず、神経が圧迫されていれば痛みが起こりますが、
原因がはっきりしているものと、原因がよく分からないものがあります。
多くは、日常生活のちょっとしたことが原因で起こります。
-
・冷え
・運動不足
・ウィルス
もちろん、脊椎の問題や骨折、腫瘍の可能性もありますが、
原因不明の場合は些細なことが原因となります。
出典:肋間神経痛 徳島県医師会
http://www.tokushima.med.or.jp/kenmin/doctorcolumn/hc/1643-2018-04-09-01-49-51
そもそも神経痛とは
神経痛が特別な問題で起こると思っている人は多いですが、筋肉が固くなるだけでも起こります。
特に肋間神経痛の場合は原因となる筋肉が薄いので、
冷えに弱いのが特徴です。
肋間神経痛が起こりやすいのは夏から秋にかけてです。
夏のクーラーで冷やされ過ぎている場合や、乾燥が始まる秋に悪化しやすく
細身の女性や冷え性の女性に多いのも特徴です。
そして、神経痛の多くは筋肉が固い人が多く、普段から運動不足の人がなりやすいのです。
筋肉が固いと血流が悪くなり老廃物が筋肉に溜まるので
余計に筋肉は固くなる悪循環です。
もう一つの原因は帯状疱疹です。
帯状疱疹は、帯状疱疹ウイルスが神経の中を通って皮膚に達して湿疹を起こす疾患で、
肋骨周りで起こる湿疹は肋間神経痛を起こします。
いわゆるヘルペスのことなので、
疲れが溜まったときに唇に白い吹き出物ができた経験は、
多くの人があるのではないでしょうか?
帯状疱疹ウィルスはほとんどの人がかかっていますが、
健康で体力があるときには身体に潜んでいて、体力が落ちたときに発症します。
そのため、体力のある若い世代より、中年以降に発症することが多いのも特徴です。
肋間神経痛が発症するときは体力が落ちていることが多いのでまずは休息が何よりの薬です。
安易に消炎作用の強いステロイドを注射して
治療する方法は問題の根本解決には程遠いと言えます。
ステロイドの多用は肝臓を疲労させるので、肋間神経痛が右側に出ている人は注意が必要です。
症状が治まれば良いのですが、途中から急に悪化した人は肝臓の疲労も疑いましょう。
東洋医学における神経痛の分類
東洋医学における肋間神経痛の分類は、-
・気滞(代謝の停滞)
・瘀血(血流の悪化)
・痰湿(むくみ)
代謝が低下したから熱が不足して筋肉が固くなる。
血流の悪化から身体の老廃物が増えて痰湿が悪化する。
冷えた身体はリンパの流れも悪くなるので
身体はむくみますます気滞が悪化するという悪循環に陥ります。
現代人が抱える問題の多くは筋肉量の低下もありますが、
運動量が少なすぎるために代謝が低すぎるので、
回復しづらく疲れやすい身体になっているからです。
そして代謝を左右するのは肝臓の強さです。
肝臓は右側の肋骨に入っている形なので、右側の肋間神経痛は肝臓が原因のことが多く、
左側の肋間神経痛は胃の弱りから来るむくみが原因のことが多いです。
代謝の低下はうつ症状も引き起こすので、
医師によっては抗うつ薬を処方しますが、
代謝の改善なしにはうつ症状も回復しません。
うつ症状の主な原因は気滞によるもので、頭に昇った熱をうまく処理できていない時に起こります。
そのためうつ症状だけを改善しても、気滞の状態を改善していないと
一時的にマシになることはあっても何ヶ月、
何年間も痛みに悩まされることになります。
肋間神経痛を改善する生活習慣
気滞(代謝の滞り)を解消するには軽く汗をかくのが効果的です。気滞タイプは日中の活動時間に痛みが悪化することが多いのも特徴です。
特に肋間神経痛の場合は肋骨回りを動かすのが大切なので、
ウォーキングの際に腕を大きく振るのがおすすめです。
肋骨周りの筋肉は普段の生活では、大きく動かすことが少ないので意識して動かしましょう。
気滞は肝臓の疲労が原因の場合が多いので、
汗をかいて頭の熱を冷ますのが大切です。
また、気滞になりやすい人は、
コーヒー等の熱を冷ます飲み物を好む傾向があります。
コーヒーは頭に昇った熱を冷ます効果があるのでクールダウンには効果的ですが、
飲み過ぎは身体を冷やし過ぎるので1日に2~3杯までがおすすめです。
可能なら外の風に当たったりシャワーを浴びて頭を冷やすことが理想です。
瘀血(血流の滞り)を解消するには水分の摂取が必須です。
血流が悪化するという事は血液中の水分が減っていることに加えて、
-
・糖質
・中性脂肪
・コレステロール
・尿酸
そのため、水分を摂取して血中の水分量を増やすと同時に、
過剰な血液成分を減らす必要があります。
特に糖質や中性脂肪は食事での過剰摂取を減らす必要があります。
コレステロールや尿酸に関して言えば、
尿として老廃物の排泄を促す必要があるのでやはり水分は必要です。
瘀血のタイプは、普段からお菓子などを好んで食べているために、
血液の状態が悪いことが多いです。
そのため朝が一番つらく動いているうちに少しマシになるのが特徴です。
普段からお菓子やインスタント食品などの食品添加物が多い食事は避けて、
野菜や水分を多めに摂ることが必要です。
痰湿は身体の老廃物が足に溜まっている状態です。
特に冷えや過労で溜まりやすくなります。
そのため朝よりも夕方に肋間神経痛が悪化するのが特徴です。
この場合は足元を温めて足の老廃物の排泄を促すことが重要です。
身体が疲れたと感じるときは、乳酸などの代謝物が分解され切らずに
大量に溜まっている状態なので、分解を促し排泄させましょう。
乳酸などの疲労を感じさせる代謝物の分解を促すためには、酸味が有効です。
痰湿タイプの人は消化器系が弱っている人が多く冷え性の人が多いです。
足元を温めるとともに普段から冷たい飲み物は
避けて温かい飲み物を摂りましょう。
特に老廃物の排泄を促す生姜紅茶などがおすすめです。
まとめ
肋間神経痛は物理的な問題で起こる場合は整形外科で原因が分かります。主に骨折やヘルニアなどが原因の場合ならレントゲンで分かりますし、
内臓の腫瘍などの問題も同様です。
ですが、代謝の低下や血流悪化、
リンパの滞りなどは原因がはっきりしづらいなので原因不明と言われがちです。
そんな時は痛み止めの薬や炎症を抑える薬でごまかすのではなく原因を改善することが大切です。
特にステロイド系の薬の薬の多用は逆に肝臓を疲労させ、身体に悪影響を及ぼすこともあるので注意しましょう。
この記事を読んだあなたにおすすめの商品
この記事を読んだあなたにおすすめの記事
私たちは距離を超えて助け合うことができる「祈りの科学」とその実績について。祈ることで脳が幸福感を得られるという驚きの事実も。
水は全てを知っている!?今後人間の健康に大きく関係する「水は情報を記憶することができる」驚愕の事実とその活用事例。
空前の報告義務違反金を払ったテフロン加工メーカーが隠していた事実。私たちが毎日使うテフロン加工のフライパンや鍋は本当に問題ないのか。
本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう