ストレートネックに悩んでいる人が治すところは首じゃない!?意外なところにストレートネックの原因が!
肩こりや首こりが酷くてつらい。
レントゲンをとったら頚椎がまっすぐになっていた。
病院で教えてもらった首の体操だけでは良くならない。
ストレートネックの多くは首を動かすだけでは治りません。
こちらではストレートネックの原因となる胃腸の弱りと対処法について書いています。
ストレートネックはなぜなるの?
ストレートネックとは本来なら前方に軽く湾曲している首の7つの骨が一直線になっている状態です。これは重い頭部が前方に突き出しているときに起こる症状で、
- 肩こり
- 首こり
- 頭痛
- めまい
この症状は現代人に増えていると言われ、スマートホンを使っている人なら誰でも多少はストレートネックの状態になっています。
スマホをのぞき込む姿勢が首への負担を増やすので、負担を軽減するために首の骨は一直線に並ぶのです。
首の負担を軽減するなら、一見すると問題が無いようにも感じますが、それは筋肉に関しての話です。
血液が流れる血管は首の骨の穴を通るのですが、この穴は首の骨が軽く曲がることを前提として一直線になっているので、首の骨が一直線になると血管はまっすぐでなくなるので脳は常に血液不足の状態になるのです。
ちなみに頭の重さは体重の1/8ほどあると言われるので小顔の人でもそれなりの重さです。
ストレートネックで血液が不足するとどうなるか
血液が運ぶのは、- 栄養
- 酸素
- 熱
当然ながら血液の流れがスムーズでなければ、栄養や酸素が不足し様々な弊害が現れます。
肩こりや首こりはもちろん、
- イライラしやすい
- 不眠
- うつ症状
マッサージなどで首や肩をほぐせば一時的に症状がマシになるのは血液の流れを改善させるからです。
ですが、血液の流れを悪くさせているストレートネックになる姿勢を改善しない限りは何度でも血液の流れは悪化します。
引用:「グリン健康回復センター ストレス&難治症研究所」
血液の流れにより起こる症状を甘く見る人もいますが、悪化すれば脳疾患につながる危険性を増大させます。
また、最新の研究では脳の血流が悪い人は眉間にシワが寄りやすいとも言われます。
普段から眉間にシワを寄せてパソコンの画面やスマホを見ている人は要注意です。
ストレートネックの隠れた原因は姿勢以外にある
現代人の多くがスマホが原因でストレートネックになっているとは言っても全員ではありません。なぜこんな差が出ているのでしょうか?
その答えが胃腸などの消化器にありました。
実は消化器系が弱っている人は猫背になりやすく、結果としてストレートネックになりやすい状態なのです。
小さいころから下痢をしやすく腹痛などの症状に襲われやすかった人は猫背であることがほとんどです。
なぜなら、胃腸が弱っているという状態は胃腸が冷えている状態なので、身体はお腹の熱を逃がすまいと身体を丸める習性があるからです。
結果として猫背のなで肩で、首が前に突き出した姿勢になりやすくなるのです。
そこにスマホなどのストレートネックを助長する生活習慣が加えられることでストレートネックの症状は悪化します。
現代人に多い問題の一つは冷たい飲み物を飲み過ぎているという事があります。
現代人の不調のほとんどはクーラーと冷蔵庫によって引き起こされていると言われるほどに身体を冷やし過ぎていることが内臓を不調に追い込みます。
冷えて弱くなった胃腸が下痢や腹痛などの症状を引きおこし、結果としてストレートネックや猫背などの姿勢を引き起こします。
ストレートネックになっているかは骨盤の状態で分かる
実際にストレートネックになっているかどうかは自分で鏡を見ても分かりません。ストレートネックになっているかどうかの確認は座ったときの骨盤の状態で分かります。
首の骨と腰の骨は連動して動くので、骨盤の動きが悪い人は症状の重さの差はあってもストレートネックの状態になっています。
①まずは椅子に深く腰掛けましょう。
②へその下を突き出すようにして胸を張ります。
*イメージとしては肩とへそが胸より後ろにいきます
③正面を向いて顎を引きましょう。
*顎も胸より引く感じです。
これだけの行動ですが、ストレートネックが悪化している人は首に詰まり感が出ます。
ストレートネックの姿勢の人は腰に痛みを感じたりもします。
なぜならストレートネックの人の骨盤は後傾斜といって、お尻が垂れ下がった姿勢になっています。
この状態だと腰にかかる負担も大きいので腰痛も患いやすくなります。
つまりストレートネックの姿勢の人は肩こりや頭痛だけでなく腰痛も患いやすいのです。
これは首の周りの筋肉よりも、骨盤の動きに影響を与える筋肉のほうが大きいのでストレートネックの原因となりやすいためです。
ストレートネックを改善するには
ここまで書いてきたとおり、ストレートネックを改善するには胃腸の弱りを改善することが重要です。胃腸が弱っている人は、胃腸が下がりやすいので内臓が下に降りて胃下垂となります。
結果としてお腹がポッコリと膨れている方も多いです。
そんな人は股関節の血管が圧迫されやすいので、足が浮腫みやすいのも特徴です。
胃腸を弱らせる要因は、
- 消化不良
- 容量オーバー
- 冷え
消化不良の原因は早食いでよく噛まない人に多く見られます。
顎周りに脂肪がつきやすかったり口があまり開かなかったりする人は、意識して噛むことが大切です。
容量オーバーは単純に食べすぎです。
量的な問題はもちろんありますが、寝る前の食事も要注意です。
胃腸の強さが問題であっても消化力には時間帯も関係するからです。
昼は消化力が強いので多少、食べ過ぎても大丈夫ですが寝ているときは最も消化力が落ちているので注意が必要です。
寝る3時間前には食事を終えて、腹八分目にするというのは胃腸の健康を守るために大切なのです。
最後に冷えは多く言うまでもありませんが、冷たい飲み物の一気飲みは禁物です。
胃腸が働きやすい温度は40℃近くなので、それより下がった状態では本来の働きができません。
始めにお冷やが出てくることはあっても、最後にあがりが出てくるのは冷えによる消化不良を起こさないためです。
冷たいものを食べたときも同様で、暑い日でも最後は温かい飲み物で終わりましょう。
パソコンの時には画面から顔を離すのが大切です。
座るときには椅子に深く座って背もたれにくっつきます。
そしてへそ下を前に出して胸を張り顎を引きます。
肘も前に出過ぎないように意識することで顔が前に出にくくなります。
スマホをする時は極力うつむかないようにします。
スマホを目の高さに持ってきて首がうつむかないように正面を向くようにしましょう。
まとめ
ストレートネックは普段の姿勢の問題もありますが、全ての人がストレートネックにならないのは胃腸の強さに差があります。昔から腹痛や下痢を患いやすい人は胃腸が弱いと言えます。
胃腸が弱いタイプの人は正しい姿勢を心がけるとともに胃腸に負担をかける生活を改めましょう。
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