病気リスクはお腹にいる頃から、決まってしまいます！ 特に注意したい変異原性、遺伝毒性のある危険な食品添加物とは？

妊娠・出産という大業を担う女性の身体。

今日は私の体験談を織り交ぜて、

母親の食生活と子供の病気リスクに焦点を当ててお伝えしたいと思います。

小さな命をお腹の中で育てていく喜び

妊娠がわかったとき、私の場合は正直すぐには実感が湧きませんでした。
お腹もまだ小さく、本当にこのお腹の中に赤ちゃんがいるの？という気持ち。
でも、エコー写真で心拍が確認されてから、初めて【命】というものを実感しました。

「これから私のお腹の中でこの命を大切に育てていこう。」
そう心に誓いました。

妊娠前の食事は関係ないと思っていた過去の食生活

妊娠前の過去の私はジャンクフード大好き。
妊娠がわかってからも栄養バランスを意識して食事をするだけで精一杯でした。
食品の裏に隠された食品添加物や農薬の問題なんて二の次、三の次。
それらに多少の問題があったとしても、一般に売られている商品なんだし大丈夫だろう、
という何となくの感覚しか持っていませんでした。

産後に知った食品添加物の子供に対する影響

そこに書いてあった衝撃の事実

産後10か月のとき、美容のお仕事から離れ、料室やレシピ考案のお仕事をしていた私は、
マクロビオティックという食事法にも興味を持つようになり、勉強を始めました。

はじめは、ついでに食品表示も読めるようになったらいいな～という軽い気持ち。
しかし、そこには目を疑うような現実が沢山ありました。
現代に溢れる食品に関わる歴史問題、
海外で禁止されているのに日本では許されている食品添加物、
食品の子供への影響など、
どうしてこんなこと、知らないで生活しているんだろう？一人の子供の母親として、とても危機感を覚えました。

問題は子供の食事だけではなかった

それから、特に問題のありそうなものは避けてなるべく手作りにするなど、
子供の食事は特に気をつけるようになりました。
しかし、問題は子供の食事だけじゃなかったのです。

女性の身体の神秘。命は卵子細胞からはじまる

ヒトの命の始まりは一体どこからやってくるんでしょうか。

それは、卵子細胞と言われます。
（厳密に言うとそれぞれの段階で様々な呼称がありますが、
ここではわかり易くお伝えするため割愛させて頂きます。）

じゃあ、卵子はいつ生まれるんでしょうか？

それは、【私たちが母親のお腹の中にいた胎児の頃】です。
女性は、自らが出産する前にすでに赤ちゃんの命のモトを持っているということになります。

もちろん、その卵子には遺伝子情報も含まれています。

あなたが胎児として、母親のお腹に存在した時から、
すでに我が子のモトをお腹に抱えていたなんて、
まるで宇宙のようなことが女性の身体の中では起こっていたのです。

祖先から引き継がれた遺伝子が今の私たちを作っている

卵子も単純なものではありません。
卵子の中にDNAがあるということは、もちろんその卵子を引き継ぐ子孫にも影響していくということ。

そうやって、人の命は何百年、何千年、何億年と続き、
様々な環境変化に対応できるように、少しづつ、その時代その時代に合った遺伝子へと変わっていく。

とても壮大な話になってしまいましたが、私たちの小さな一つの選択が世界を作り、
次の世代に続く遺伝子を作っていっていると思えば、その小さな選択は自分だけの問題じゃない。
まだ見ぬアナタの孫たちに続いていくのです。

繋がる食品添加物の問題と卵子の関係。変異原性とは？特に注意したい食品添加物

食品添加物が使用禁止されていく理由は様々ですが、
危惧されていることの一つに変異原性、遺伝毒性、生殖毒性というものがあります。

変異原性とは

生物の遺伝子を傷つける性質のことを指します

遺伝毒性とは

変異原性によって、発がん性や催奇形性などが認められたもの

変異原性、遺伝毒性のある主な物質

【すべての合成着色料、アナトー、カラメル色素、コチニール、亜硫酸塩、安息香酸ナトリウム、
エデト酸塩（EDTA）、BHT、亜硝酸ナトリウム、ソルビット、ソルビトール、プロピレングリコール】

わかりやすいもので言うと、合成の着色の為に用いられたものや発色剤、保存料や甘味料です。
一般にはハムやソーセージといったものに発色剤は多く使われています。

ちなみに、生殖機能や次世代に何かしらの影響を与えると認められたものは、生殖原性とも呼ばれます。
出典：厚生労働省政府向け GHS 分類ガイダンス
（平成２５年度改訂版(Ver.1.1)）

遺伝子組み換え作物の問題点

遺伝子組み換え作物とは？

除草をまかれても枯れないように耐性を持たせたり、
害虫に毒性をもつたんぱく質を持たせて、
害虫がよりつかないように、遺伝子を人の手によって組み換えられた作物のことです。

遺伝子組換え作物ってそもそも何が問題なの？

自然界では決して起こり得ない遺伝子を組み替えるということを人の手によって行っている為、
安全性が疑問視されています。
抗生物質に耐性を持つ遺伝子が使われているため、
人が抗生物質を使用したときに、効能がなくなってしまうといったことや、
新しいアレルギーを引き起こすたんぱく質が作られてしまう可能性など、
そもそも、自然界に存在しない遺伝子がばらまかれることによる生態系への影響が懸念されています。

日本で流通している遺伝子組み換え食品リスト

平成23年にパパイヤを1項目追加して、
現在では、計３３種類の加工食品に遺伝子組み換え表示が義務付けられています。
日本で流通している遺伝子組み換え作物は以下の作物です。

【大豆や枝豆、なたね、綿実、とうもろこし、ばれいしょ、アルファルファ、てん菜、パパイヤ】

遺伝子組み換え作物が使用されていても、表示義務のない加工食品も存在する

醤油や油に関しては、遺伝子組み換え原料が使用されていても表示の義務はありません。
というのも、これらは検査しても遺伝子組み換えDNAやたんぱく質が検出されない為、
たとえ、遺伝子組み換え作物を使用していたとしても表示の義務はありません。

しかし、実際に油などは特に多くの割合で遺伝子組み換え輸入作物が使用されています。
基本的に、国産の大豆品種は、遺伝子組換えのものは流通していませんが、
外国産の大豆は、遺伝子組換えのものが多く流通しています。

更に、遺伝子組み換え表示が義務付けられているのは、原料の重量における割合が3番目以内で、
なおかつ5%以上のものに限るため、それに満たない場合は遺伝子組み換えでないという表示が可能になります。

原材料表示は配合割合の低いものほど表示順位が下の方になる為、遺伝子組換え表示がないからといって、
遺伝子組み換えでないという確証はありません。

もしかすると配合割合が少ないだけなのかもしれません。

食事を意識してからの身体の変化

元々身体が強くなかった私は、素材を変えてからは思ってもみなかった様々な嬉しい変化がありました。

・肌荒れしにくくなった

ひとつは、スキンケアも関係していると思いますが、少しのことでは肌荒れしにくくなったということです。

・家族の花粉症が発症しなくなった

お医者様から血液検査の結果、花粉症と診断されていた夫でしたが、気付けば花粉症を発症しなくなりました。

・甘いものを過剰に欲しくなくなった

無理に添加してある甘味料入りの加工食品を摂る機会が減った為、
自然と甘いものが欲しくて溜まらない！ということがほとんど無くなりました。

・過去に若年性更年期障害と診断された目まいや頭痛などの原因不明の不調が出なくなった

10代後半の頃から、いつも原因不明の目まいや頭痛に悩まされていました。
ホルモン異常によるトラブルもあり、一時は婦人科で若年性更年期障害とまで言われてしまいましたが、
不調を感じることもなく、毎日元気に過ごせるようになりました。

食事を見直すことに遅いことはない

もちろん、食事を変えたことが全てだとは思っていません。
しかし、食事を正すことによるメリットはたくさんあります。
この先、出産をする予定のない女性や男性からすると関係のない話に思えるかもしれませんが、
食事を正すメリットは、子供の問題だけではなく、美容、健康、社会問題などあらゆることに繋がってきます。

今よりもっと健康に、もっと楽しく、もっと生活生活を豊かに、
そんな風に、自分自身のライフスタイルに理想を求める気持ちが今の私の原動力になっています。

今の時代に合わせた無理のない生活。大切なのは今の時代を生きること。

一部の難病などは原因がわからない、運だとも言われています。
確かに、食事だけのせいにすることが最善だとも思えません。
ただ、もしも生きている時代が今じゃなかったら？
もし、多くの輸入食品や食品添加物に溢れる前だったら、私たちの生活はどうだったでしょうか？

きっと不便だけど、今よりは身体に優しい生活が出来ていたのかな？と想像します。
今は、平均寿命こそ延びていますが生活習慣病は増えています。

全てを理想的な食事に出来なくても、選び続けていくことは出来ます。
INYOU読者様の多い30~40歳代の私たちの親、祖父母が、
戦後の加工技術が発展してきた時代を生きてきたとしたなら、
私たちのこの世代は、溢れかえった食品の中から最善のものを見つけて、次の時代を作っていく時ではないでしょうか。

自然食やオーガニックはお金がかかりそうだというあなたへ。まずは調味料から変えることのメリット

オーガニックや自然食品というとお金に余裕のある人がすること。お金がかかるもの。
そんな声もよく耳にしますが、そうでもありません。

まずは、お味噌やお醤油、油などの調味料から変えてみるのもおススメです。
消費スピードの速いお野菜やお肉類などはお店で買うとなると、やはり安いものではありません。
しかし、調味料は一度購入すると毎日長く使えます。
価格も一見高く感じますが、良質なお醤油やお味噌は少量で美味しく感じられますし、
油に至っては、自分自身の細胞膜にも大きく関わります。
高い美容液やお薬を買うよりも断然効果抜群で身体へも優しいです。日割りで計算するとお安いものです。

選ぶことを大切に生きたら毎日がハッピーに

テレビを見て、陳列棚に並んでいるのを見て、何となくみんなが買っているからと、
その安心を買っていませんか？？

宣伝やキャッチコピーに惑わされず、何も無いまっさらな所から本当の意味で自ら選ぶということ。
あなたの下へ続いていくアナタの子供たちの為に、美味しい食事と幸せな未来を選んでいきませんか？

選ぶことを大切にしたら明日はもっと笑顔に溢れるはずです。

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