人はなぜ癌になるのか？ガンのリスクを下げるための食事「デザーナーフーズ」とおすすめのツボをご紹介

最近、癌になる有名人が増えているので怖いですよね。

普段の生活には気を付けていても、癌になる時はなると聞きます。
癌の種類にもよるとは思いますが、定期的な検査以外に予防の方法はないのでしょうか？

治療法の進化により、早期発見できれば怖くなくなってきているものの、
問題なのは早期発見できるかどうかです。

今回は、癌を早期発見するためのポイントとなる、
「癌の前段階」である慢性炎症の原因と対処法について書いていきます。

 

なぜ癌になるのか？

癌は、遺伝子・喫煙・放射能・HPVウィルス・不摂生など、様々な原因で体内に発生します。。



ですが、上記で挙げた要因はあくまでもきっかけに過ぎず、
癌を発症する人としない人には明確な違いがあるのです。

実は人間は全ての人の体内でがん細胞は毎日作られていますが、免疫で消え去っています。
要は免疫力の低下が癌細胞の異常増殖を許してしまい、
取り返しのつかない状態になるのです。

そして免疫力が低下していると身体は炎症を起こしやすくなります。

炎症自体は身体を治す反応ですが、
慢性的に同じところに炎症が起きていると身体の機能が低下して癌細胞の増殖を許してしまうのです。

 

日常生活で気をつけたい癌を引き起こす原因

癌は様々な要因によって発症していますが、早い段階なら予防できるものも多く含まれています。

日本人の癌の原因として最も多いのは生活習慣で、
男性は二人に一人
女性は四人に一人
が生活習慣を改めるだけで癌の発症率が下がると言われます。

癌引き起こす原因① 喫煙

吸う度にに炎症を起こす喫煙は、
簡単に肺炎を引き起こし、さらに悪化すれば肺癌になります。

食物や栄養について様々な研究が行われていますが、大腸癌に関して言えば
「加工肉はリスクを上げ、食物繊維はリスクを下げる」と言われます。

癌になる原因② 加工肉

加工肉を食べる事によって、含まれる悪玉菌が大腸に炎症を起こし、
クローン病、潰瘍性大腸炎などを発症。
大腸がんに発展する危険があります。


また、加工肉などの塩蔵食品は胃がんのリスクを上げる可能性が大きいとされています。

高濃度の塩分が胃粘膜を破壊し、癌の原因となる炎症を胃に起こし易くするのです。
加工肉は二重の意味で癌には危険だったのですね。


さらに、加工肉を日常的に口にしている方に知っていただきたい事は、
肥満の解消や血糖値をコントロールすることが炎症を起こしにくくするという事です。

激しすぎない運動をする事により、結腸癌・乳癌・子宮体癌のリスクを下げるのです。

肥満は炎症を起こしやすくする因子であり、

食道癌
膵臓癌
肝臓癌
大腸癌
子宮体癌
腎臓癌

などの原因とされています。

食物繊維で癌予防

悪玉菌を体内に振りまく加工肉に対して、
食物繊維は善玉菌の活躍を助けて炎症を鎮めてくれます。

また、食物繊維の多い食材には慢性炎症を鎮める成分が含まれている事が多く、
カロテン
葉酸
イソチオシアネートなどが注目を集めています。

癌になる原因③ 体内の炎症

ウィルスによる感染が原因の癌には、
子宮頚癌（ヒトパピローマウィルス）
肝癌(肝炎ウィルス)
悪性リンパ腫（EBV：エプスタインバーウィルス）
白血病（HTLV-１：ヒトT細胞白血病ウィルス1型）
などがありますが、
ウィルスに感染しても発症するかどうかは、
普段から身体に炎症が起きているかどうかがポイントです。

基本的に細胞が炎症を起こすということは細胞が破壊されているので、
細胞の増殖を加速させる癌細胞が増えるのです。

そのため、癌になる前段階としては腫れや痛みを伴います。

また、腫れや痛みでも2~3日で回復するうちは問題ありませんが、
1週間も痛みなどが引かないようであれば炎症は慢性期に入る危険があります。
一刻も早く病院に行きましょう。

基本的な炎症の対処法

基本の方法として有名なのは、食事療法・デトックス・温熱療法になります。
順に見ていきましょう。

デトックス

デトックスをすることが炎症の基本的な対処法です。
さらに言うと、デトックスするためには体温が高い方が排泄力は高まります。

炎症が起きているのに温熱療法は大丈夫なのかという心配もあるかもしれませんが、
東洋医学では炎症が治らないのは全身の低体温が原因で起こっていると考えられているため、
体温を高める温熱療法も推奨されているのです。

食事療法

癌に効果があるとされるデザイナーフーズと呼ばれる野菜をご存知ですか？

ニンニク
キャベツ
大豆
甘草
生姜
せり科（ニンジン、セロリなど）

これらは代謝を高めて排泄力を高める効果があります。

ニンニクに含まれる硫化アリルは免疫力を高め、
キャベツには癌を予防することで有名なイソチオシアネート、
生姜に含まれる代謝を高めるジンゲロールがふくまれてます。

またこれらには全て食物繊維が豊富に含まれており、デトックスにも繋がります。

これらの材料を入れたスープを、毎日飲むことで炎症を鎮め癌を予防できますよ！

温熱療法

昔ながらの水銀体温計には41℃までの目盛しかないですよね。
それは、「これ以上になったら家におらずに即病院に行くのが大切ですよ、という事なのです。
なぜなら、身体の細胞は体温が42.5℃以上になると、細胞は急速に死んでしまうから。

しかしこの温度は癌細胞も同様で、
意識して癌細胞の温度を上げることが出来れば癌細胞を死滅させられるという理論「温熱療法」があります。

温熱療法は19世紀の時点で高熱をだした患者さんの癌が消失したことから、
医学的な証明がなされたと言われています。

ただし、人体に高熱を出すのは危険が伴うので、有効な加温の方法が開発されています。

電灸器治療は鎮痛剤で、コントロールできない痛みや、
担がん状態(がんによる2次的なもの)や、
闘病生活による痛みやがんに関係ない痛みに有用性があったと示唆された。

緩和ケア病棟における、東洋医学に基づいた温熱療法の試み
高士 将典

そもそもの疑問としてあるのは、
癌細胞が死滅するときには正常な細胞も死滅するのではないかと言うものです。

実は癌細胞は硬いので血管が拡張できずに溜まった熱を排出できないのです。

そのため、正常の細胞なら42.5℃以上になっても熱を逃がすこともできますが、
癌細胞は熱を逃がせないので正常な細胞よりも先に死滅するのです。

そして、41℃くらいでも免疫力が高まるので、
癌細胞を直接的に死滅させられなくても働きを低下させることが出来ます。

実際には温熱療法は灸がなくてもドライヤーやカイロで温めても効果があります。

ツボで炎症を抑えよう

その中でも身体の炎症を鎮め体温を上げる効果がある万能なツボが次の三つです。

順に見ていきましょう。

①合谷

人差し指と親指の骨の合流地点でくぼんでいるところです。
この辺りを気持ちいいくらいに１０秒ほど押して刺激しましょう。

このツボは四総穴（しそうけつ）と呼ばれ最も有名なツボの一つですね。

頭部や大腸の不調に効果があるので、
便秘や下痢以外にも視力や首・肩のこり、精神的な症状も整えます。

②足三里

膝の下の出っ張りの外側のくぼみです。
ここを気持ち良いくらいに１０秒ほど刺激しましょう。

胃腸を整えるツボで最も有名な四総穴の一つです。
身体全体の気血の流れをよくするので、
どれだけ歩いて疲れてもここを刺激すればあと三里（１２ｋｍ）は歩けるという事から足三里です。

③湧泉

湧泉は足の裏の土踏まずの前側、中指の下の方です。
このツボは肉体的な消耗を回復する時に有効です。

ゴルフボールなどの固い物を３０秒ほど踏みつけましょう。

まとめ　日々の生活で癌のリスクは下がる

様々な種類がある癌ですが、ある日突然に起こる癌はありません。

全ての癌に言えることは、身体の免疫力や回復力が低下していることから身体に慢性炎症が起こっているという事です。

そのため、癌を予防するためには、日々の身体に起こる炎症を早く治すことを心がけましょう。

大切なのは、炎症を鎮める効果のある食材を食べ、体温を高く保つことです。
結果として、代謝が高く、免疫力が高い状態なら炎症は早く治り、癌は起こりにくくなるのです。

癌へのなりやすさは、日々の生活が鍵を握っているということですね。

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