「疲れが取れない」「だるい」「風邪が治りにくい」身体からのサインを見逃さないで!気が不足している時におすすめの東洋医学から見る、脾の力を高める食養生法
私たちの身体は毎日様々な声をあげています。
例えば「目がかすんだり乾くな」と感じるときは
「肝」に血が不足しているというサイン、
唇が荒れてカサカサしているというときは
「脾」が弱っているというサインと考えられます。
毎日、仕事や子育てや家事と忙しく過ごしている方は特に
会社のため、家族のためと周りのことが優先的になってついつい自分の身体のことが後回しになってしまい
身体が出す、ちょっとしたサインを見逃してしまってはいませんか。
身体が出すサインを敏感に感じとることは、健康な毎日を過ごすうえで欠かせません。
自分の身体をベストな状態でキープすることが、周囲の人のためにもなるはずです。
「最近ちょっと疲れやすいな」と感じるのも、身体が出す立派なサインの一つ。
「気合で乗り越える!」
「ここが頑張りどころ!」
という精神論も大切かもしれませんが、身体の声を無視せず聞いてあげることも大切です。
今回はそんな
「最近ちょっと疲れやすい」と感じる方にお勧めの養生法をお伝えしていきます。
身体が疲れやすいな 疲れがたまってきたな
そう感じるのは「脾」が疲れているサインかもしれません。
だるい
疲れやすい
風邪をひきやすい
風邪がなおりにくい
などの症状は、生命エネルギーである「気」が不足している「気虚」の症状です。
百病はみな「気」から生じるのである。
病とは「気」を病むことである。
したがって養生の道は「気」を整えることにある。貝原益軒「養生訓」
病とは「気」を病むことである。
したがって養生の道は「気」を整えることにある。貝原益軒「養生訓」
こちらは、江戸時代の儒学者である貝原益軒が記した「養生訓」の引用です。
気・血・水のうち、気は健康において特に重要であることを説いています。
では、「気」はどのようにして作られるのでしょうか。
「気」は食事と睡眠によって作られ、
運動によって身体全体を巡ります。
「気」を作るために食事は必要不可欠です。
水穀(食べたもの)を消化吸収し、気の材料となる水穀の精微を作り出し運搬するという働きは
五臓のうち「脾」の重要な役割です。
そのため、「脾」の養生が「気」を補うにあたって最も重要な養生法となります。
養生というと、病気になった後の回復法というイメージがあって、なんとなく身近に感じられないかもしれませんが
養生は毎日の生活を健康的に楽しく生きていくための「生活の知恵」です。
「最近ちょっと疲れやすい」
「疲れがたまってきているな」
という身体からのサインを受け取ったら、「脾」の養生を意識してみるのがおすすめですよ。
疲れがたまったなと感じたら
「脾の養生」のポイント4つ
脾の養生のポイントとしては、以下の4点があげられます。
1食べ過ぎない 腹八分を心がける
2身体を冷やし胃腸に負担をかけるものを避ける
3脾を補う食材
4お酒を飲む時のおつまみには酸味のもの
一つづつ見ていきましょう。
1食べ過ぎない 腹八分を心がける
「疲れがたまってきたから、元気をつけるためにもたくさん食べなくては!」
と頑張って食べるのは、実は逆効果。
特に就寝前の3時間前には食事を済ませておくようにしましょう。
仕事の都合などで、どうしても難しい!という方は、せめて夜頂くものは消化に優しいメニューを選んでくださいね。
野菜をミキサーにかけたポタージュスープなどにして、固形物は避けるのがベターです。
また、特に疲れがたまっているときには、普段の食事も腹八分までにしておきましょう。
特に疲れがたまっている時期ではなくても、満腹状態が続くということは、脾に負担をかけることとなります。
元気を出すためにもりもり食べなくては!と健康のために食べるように心掛けているという方もいらっしゃいますが、
満腹の状態が続くことで免疫力が低下する原因にもなります。
例えスーパーフードや、
オーガニックの食品であっても、お腹いっぱいになるまで食べるのは控えましょう。
食べ過ぎないことが健康の秘訣 その秘密はこちらの記事でチェック
2身体を冷やし胃腸に負担をかけるものを避ける
身体に疲れがたまっている時期に控えたい食べ物として次のようなものがあげられます。
・揚げ物などの脂もの
・砂糖や人工甘味料などがたっぷりのドリンクや甘いスイーツなど
・辛いもの
・冷たいもの
・生もの
これらの食品は、身体を冷やす傾向があったり、
消化吸収するのにエネルギーが必要だったりするため脾が弱っている時には特に避けたいもの。
特にトランス脂肪酸が含まれる脂ものや、砂糖や人工甘味料がたっぷりの食品は
身体を冷やすだけでなく、発ガン性があったり、腸内環境を乱したり、免疫のバランスを崩したりと、
身体に様々な悪影響を及ぼします。
疲れがたまっているときでなくても、健康に毎日を過ごすためには避けるようにしましょう。
3脾を補う食材
肉類やタイ、タラなどの魚、エビ、山芋などは滋養強壮効果や、気を補う効果の高い食材と言われています。
穀類やイモ類、豆類やきのこ類の食材は、新陳代謝を高め、消化機能をサポートしてくれる食材です。
ただし、魚や肉は汚染問題も指摘されているので、
選ぶ場合はオーガニックのものや、できる限り海洋汚染がないものを選んで。
身体が疲れている時期は胃腸の働きも弱っているため、動物性のものでも消化にしにくいものは避けること。
比較的消化の良い「山芋」や「タイ」「穀類全般」がおすすめです。
鍋料理や味噌汁やスープ、蒸し料理など、
温かく胃腸への負担が少ない調理法で頂いてくださいね。
美味しくて脾も労わることができる おすすめの山芋鉄板の作り方はこちらでチェック
雑穀と大豆ミートをを使ったこちらのメニューもおすすめ
【脾を補う食材】
・イモ類[山芋、ジャガイモ、サトイモ、サツマイモなど]
・穀類[玄米、米、もち米、ひえ、粟、黒米、赤米など]
・豆類[大豆、黒豆、小豆、ソラマメ、枝豆など]
・きのこ類[しいたけ、きくらげ、しめじ、えりんぎ、えのき、なめこなど]
・肉類やタイ、タラなどの魚、えび
3お酒を飲む時のおつまみには酸味のもの
お酒は、五味のなかでは「辛味」に分類され、摂りすぎると肝を傷つけ、脾の不調につながります。
とは言え、一日の最後の楽しみに晩酌の習慣があるという方にとって禁酒はとても辛いもの。
飲み過ぎないようにすることがやはり大前提となりますが、
お酒を飲む時には、トマトのオーブン焼きや酢の物など、酸味のおつまみをお酒のお供にして、肝を傷つけない工夫をするようにしましょう。
お鍋ひとつでぽかぽかカラダデトックスドリンク。風邪対策にもビタミンたっぷり「バオバブビタミンくず湯」の作り方。
脾が弱っているときにもお勧めできる 玉ねぎの皮のおだしで作る野菜おでんの作り方はこちらでチェック
酸味のおつまみにおすすめの白砂糖を使わないラッキョウ甘酢漬けの作り方はこちらでチェック
おわりに
頑張っているご自身の身体を労わってあげてください。
「ちょっと疲れがたまってきたかな?」
そうは思っても
そんなことは言ってられない!
今日も一日頑張ろう!!
と頑張ってしまうのは、きっと家族の為、会社の為、大切な人たちの為ですよね。
でも、自分の身体の声を聴きとれるのは、守れるのは、あなた自身です。
自分自身の身体を大切にすることは、あなたの周りの方々にとっても、必ずプラスになるはず。
ちょっとした身体からのサインを聞き逃さず、いつも頑張っているご自身の身体を労わってあげてくださいね。
皆様のより健康でより楽しい毎日のお役にたてますように。
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