手軽・美味しいの裏に隠された代償。 コンビニや市販おでんに含まれる添加物の実態
温かい食べ物や飲み物が美味しい季節がやってきました。
おでんを食べるのも美味しい季節です。
おでんがコンビニで販売されるようになって以来、
手軽に食べられると人気でCMや広告も見かけます。
しかしコンビニのおでんには気をつけなければいけません。
手軽さと安全は必ずしも両立するとは限らないのです。
昔ながらの製法にはない、具材に危険なな材料が使用されるコンビニおでん
私は栄養士の専門学校で、練り物を作ったことがあります。
その作り方は昔ながらの伝統的な製法で、魚肉に塩を加えてすりつぶし、
形を木の枠で整えて加熱するというシンプルなものです。
塩と熱によるたんぱく質の変性による化学的な変化による製法で、
もちろん一切食品添加物は使用しません。
しかし、現代の大量生産、長距離移動を前提とする長期保存が求められる製造法では
原材料に食品添加物がな必須条件となっています。
おでんの具材としてもおなじみの練りものも
市販品には食品添加物が使用されています。
おでんの具に無くてはならない練りものに含まれる食品添加物
独立行政法人農畜産業振興機構のホームページには、かまぼこの製造を紹介しており、そこに添加物についても掲載しています。
ここでは、
生すり身に糖類、リン酸塩類などを加えかく拌します。糖類の添加は、たんぱく質の冷凍変性を防止する目的で、
通常5~8%の砂糖およびソルビトールが使用されます。一般的にリン酸塩類は、
トリリン酸とピロリン酸のナトリウム塩の混合物が用いられます。
出典:独立行政法人農畜産業振興機構 全国蒲鉾水産加工業協同組合連合会『でん粉情報』
と表記があります。
つまり、たんぱく質の冷凍変性を防止する目的で砂糖およびソルビトールを、
塩溶け性たんぱく質の凝集を抑止し品質の安定をさせるためリン酸塩を用いるということです。
リン酸塩は骨粗しょう症や腎疾患のリスクを高めるとして
消費者にも認知されていることが多いですが、問題はソルビトール(ソルビット)です。
ソルビトールは自然界にも存在する糖アルコールの一種で、WHOでも毒性が低いとされ、
砂糖に比べカロリーが低く虫歯になりにくいことなどで
一般的には危険であるという認識があまりない甘味料です。
だからこそ、その危険性への認識が必要なのです。
ソルビトールは糖尿病の三大合併症を引き起こす原因のひとつと考えられている成分です。
ブドウ糖が、細胞で一部ソルビトールに変化し、果糖に変性し代謝されます。
しかし、糖尿病で高血糖状態が続くと、ブドウ糖をソルビトールに変換する酵素が
ソルビトールを大量生成させ、結果的に細胞中に蓄積されてしまいます。
腎臓、網膜、神経の細胞は、特にソルビトールを大量生成しやすく、
糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害といった三大合併症につながりやすくなるのです。
引用:糖尿病ネットワーク
http://www.dm-net.co.jp/seminar/18/
糖尿病の合併症以外にも、食品業界で利用されるソルビトールはコスト面から
ほとんどがトウモロコシやジャガイモなどの原材料から生産されています。
その原材料であるトウモロコシやジャガイモが遺伝子組み換え食品である可能性が
極めて高いという危険性もあるのです。
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¥ 11,100 (税込)練りもの以外の具材について
また、練り物以外にもおでんの具材としてよく見かけるソーセージには、発色性や結着性を高める目的で亜硝酸塩が使用されていますが、
亜硝酸塩はアミン類と反応して、発がん性物質のニトロソアミンを
発生させることでも知られています。
人気の具材の一つのたまごも、化学的な飼料で育てられた鶏から採られたたまごであり、
その飼料は遺伝子組み換えの穀物がほとんどである可能性が高いです。
そして、大根はご存知の方が多いように、農薬の不安がついてきます。
具だけが危険なわけではないコンビニおでん
具材が危険なのであれば具材を食べなければいいと思うかもしれません。
しかし肝心のだしにも危険が含まれています。
ご家庭や料亭などでとられるだしと違い、
商品コストをおさえて大量生産させる食品企業では、
昆布やかつおのだしを一部使用しているとしていても、その大半はアミノ酸、
つまりたんぱく加水物が添加されています。
このたんぱく加水分解物を製造する際に、食品工場では副産物として
クロロプロパノールという発がん性物質が生成されてしまうおそれがありますが、
食品添加物とはされず表示されていません。
農林水産省のホームページでもその健康影響について公表しており、
クロロプロパノール類のうち3-MCPDと1,3DCOについては
ルラットでの動物試験で健康への悪影響が認められたとしています。
ラットでの試験では3-MCPDについては腎臓への悪影響が見られ、
1,3DCPでは複数の臓器で発がん性が認められ、
IARCではヒトでも発がん性の可能性があるグループBとされています。
こんな危険な物質の情報がなぜあまり知られていないかとうと、
農林水産省では平均的な食生活での3-MCPDによる健康リスクは無視できるほど小さいとしており
コーデックス委員会も基準値の摂取であれば問題ないと発表したことで、
一般の消費者にはその危険性についてあまり周知されていないのです。
ただ、添加物大国でがん大国でもある日本において、
ヒトでも発がん性の可能性があるとされたクロロプロのパール類の1,3CDPへの対策が
現在どのようになっているかは、とても大事なことではないでしょうか。
平均的な食生活においては、問題がないとされている3-MCPD。
そもそも平均的な食生活というのはかなりアバウトであり、
少しでも危険であると判っている物質であるのであれば、情報公開を広く普及させて
危険物質を拡散させないように措置をとるのが、国民を守る国家としての責任ではないでしょうか。
消費者の安全を脅かす更なる制度としては、複数の添加物を使用していても
品質の向上など同じ目的であれば一括表示できたり、
添加物を使用していても残存量が微量であれば、省略できるキャリーオーバーといった
食品衛生法のルールがあります。
一括表示にしても、キャリーオーバーにしても、食品業界やコンビニや小売業などの業界にとっては
都合がいいルールですが、消費者にとっては不安でしかありません。
引用:農林水産省「クロロプロパノール類の健康影響」
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コンビニおでんではなく、安心して美味しいおでんを食べよう
手軽で安価であっても、健康への悪影響のリスクがあるのであれば、
コンビニおでんは避けたほうが賢明です。
美味しく安全なおでんを食べるのであれば、オーガニック食材でおでんをつくりましょう。
おでんで定番の具材の大根は、有機栽培で育てられたものはみずみずしく、
じっくり下茹ですることでほっくりした素材の甘みが強く感じられます。
また、トマトやブロッコリーなど洋野菜などを入れてみても面白いです。
たまごは遺伝子組み換え飼料を使用していないものを選び、
ソーセージなどもオーガニックなものを選びましょう。
練りものもオーガニックなものが望ましいですが、もし身近に見つからない場合は
レシピサイトなどを参考にはんぺんを手作りするなどしても楽しいです。
味の決め手となるだしは、昆布と鰹節などお好みの素材で丁寧に造りましょう。
じっくりと時間をかけてオーガニックな素材から作られたおでんは、
安心で美味しい時間をご家庭にもたらしてくれるはずです。
手軽なコンビニおでんに隠されたリスクに代表される日本の食の安全に疑問を抱いて生活しよう
日本は第二次世界大戦以降、目覚しい経済発展をとげました。
その裏には資主義を優先させ、
農業よりも工業を優先させたという国家としての方向性があります。
しかし、その結果、食糧自給率は先進国最低水準となり、
遺伝子作物をはじめとする輸入食品に頼らざるを得ず、
農業は衰退、工業的に大量生産される商品は企業の利益を優先さっせるため
消費者の健康のことなど、本当には考えられておらず添加物や農薬、遺伝子作物にまみれています。
いくら基準値を下回っており耐用上限量を守っていれば安全だと国や企業が主張したとしても、
少しでも危険があれば私たち消費者はそこに疑問をもつべきです。
例えば、コンビニのおでんについて、アレルギー以外に原材料表示をされていないのは、
国家と企業が私たち消費者の健康に対して責任感が欠如しているとみてしかるべきです。
安易に安全だとする情報や記事に対しては、
それが私たちの健康を本当に考えて提供されたものかどうかを考えるべきなのです。
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