東洋医学で考える冷え性対策!こんにゃく湿布で内臓まで温もりが浸透する「天然湯たんぽ」を作ろう!
災害レベルの猛暑が続いた夏に始まり、各地で甚大な被害をもたらした集中豪雨。台風の記録的な被害に、度重なる大きな地震の発生。
今までにないくらいの自然災害の集中のなかで、日本列島は次の季節を迎えています。
冬の寒さを目前にして、すっと澄んだ秋の空気のなかに、なんとなくひんやりするような肌寒さのある「冷え」を感じるようになってきました。
特に今年は、冒頭に述べた度重なる異常気象の発生から、「冷え」の症状を感じやすい兆しがあります。
自然災害の脅威がもたらす私たちの身体への影響は計り知れず、その症状は深刻化する恐れがあるのです。
今回はそんな今年の「冷え症」の原因と対策をみていきたいと思います。
「冷え症」の原因
東洋からみた体温調整
私たちの平均体温は36.5度~37.1度。この体温を維持すべく私たちは、絶えず身体を収縮させることで熱を溜め込み、また拡散させることで熱を放出させています。
エネルギーの働きを陰陽でとらえるマクロビオティックでは、人間の体温調整は、収縮の「陽」と拡散の「陰」の繰り返しと考えます。
「陽」とは内に向かう重力のエネルギーであり、この働きにより、血管や筋肉が収縮し、毛穴は閉じ、身体は熱を帯びます。
一方で「陰」とはその逆の外に向かう遠心力のエネルギー。
この働きにより、血管や筋肉が緩み、開いた毛穴から熱が出ていくのです。
マクロビオティックと冷え症
マクロビオティックでは、身体を温めるには、「陽」のエネルギーが重要であり、「陰」のエネルギーが強すぎると、体内に熱が溜め込めず冷えが起こる、と考えます。
一方で「陽」のエネルギーは強すぎても問題です。
筋肉や血管が締まりすぎると血行不良を起こし、冷え症の原因になってしまうのです。
マクロビオティックからみた冷え症とは、熱を生成する「陽」と、熱を運ぶ「陰」のバランスが崩れたことで起こる症状とされます。
東洋医学(漢方)と冷え症
東洋医学である漢方から見た冷え症は、気血水の「虚」と「滞」が原因のものに分けられます。
「虚」が原因の冷え症とは、身体を温めるのに必要なそもそもの栄養が足らず、熱を作り出せない症状を言います。一方で、「滞」が原因の冷え症とは、身体を構成する神経や血液、体液の流れがなんらかの原因で滞り、熱がいきわたらなくなる症状を言います。
「陰」のエネルギーが強くなることで起こる冷え症と、「陽」のエネルギーが強すぎることで起こる冷え症のあるマクロビオティックと考え方はとてもよく似ていますね。
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自然災害と冷え症
冷え症と食べ物
マクロビオティックや東洋医学(漢方)では、私たちの身体は食べ物や大気などあらゆる自然のなかから、生命活動を維持するのに必要なエネルギーを取り入れていると考えます。
記録的な猛暑や豪雨、台風の影響で一番心配されるのは、食べ物の不作です。今年のお米や野菜、果物はその姿かたちは変わらずとも、例年に比べて味が薄いような気がします。
「今年の新米は味が落ちた」といったような、農家さんの現場からはそんな声も聞こえてきました。
本来、秋は実りの季節であり、私たちは滋養のある食べ物から、冬を乗り切るために必要な栄養を取り入れます。しかしながら、今年の秋は、体温調整をするための十分なエネルギーを吸収するのが難しい現状があるのです。
冷え症と気候変動
記録的な猛暑日が続いた今年の夏は、外と内の気温差が激しく、私たちの身体は収縮と拡散をジェットコースターのように絶えず激しく行ってきました。
マクロビオティックで言うならば、今年の夏は体温調整を通じて、世界中の人々がダイナミックに「陰」と「陽」のエネルギーをうごめかせ循環させた年であった、と言えるでしょう。
そんな異常気象のすぐ後にやって来た今年の秋。
例年通りの落ち着きはなく、台風の猛威から始まり、気圧の大きな変化が続いています。
地震も多く発生し、地面の下では目には見えない地殻変動も起きています。
東洋医学(漢方)でいう秋とは、冬に備え、夏に失ったエネルギーを蓄える養生の季節と言われています。
しかしながら、これほど変動の大きな気候状況では、身体のコンディションを冬仕様に調整することが難しくなっているのです。
冷え症が深刻化?
こうした自然災害の影響から、私たちは、冬を乗り切るために必要なエネルギーを自然の中から吸収しきれていない現状にあります。
とりわけ現代人は、お肉や卵といった動物性タンパク質から栄養を吸収すれば問題ない、という考え方が一般的です。
しかしながら、輸入品が多く、抗生物質が打たれた添加物がいっぱいの動物性たんぱく質と、秋の旬の滋養のある食べ物とでは、そのエネルギーの質が各段に変わってきます。
お肉の食べ過ぎは、血行不良による「陽」の冷え症を起こしやすいため、注意も必要です。
本来、その季節の旬を取り入れることで、体温調整に必要なエネルギーを養うのことが正しいあり方なのです。
そうした背景のなか、今年の冬は例年に比べ、男性や若者など寒さに強いタイプの人でも、「冷え」の症状が出てくる可能性があります。
これからの季節の冷え症対策
自然療法で冷え症対策
食べ物や自然環境からのエネルギーが取り込めないのならば、自然療法で物理的にエネルギーを取り込んでみるのも賢い選択です。
今回は、気軽に簡単な方法で行えるマクロビオティックのお手当である、「こんにゃく湿布」を紹介したいと思います。厳しい冬を乗り切るために、これからの季節に手軽にできる冷え症対策を始めてみましょう。
こんにゃく湿布で冷え症対策
こんにゃく湿布とは?
こんにゃく湿布とは、その名の通りこんにゃくを使った温湿布のことです。
温かいこんにゃくを使って身体を温めることで、冷えを取ることができます。
加えて、排毒効果があるとされ、こんにゃくが身体に溜まった毒素を吸収し、外に出してくれます。
温かいうえにデトックスができ、こんにゃく湿布はまさに一石二鳥のお手当法といえます。
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こんにゃく湿布は内臓まで温まる?
一般にカイロや湯たんぽなどを使って身体を温めても、その熱は皮膚の下の数ミリ程度しか伝わらないと言われています。
しかしながら、こんにゃく湿布は天然のこんにゃく芋を使うためか、
体の奥深くまで熱がじんわり伝わり、体を芯から温めることができます。
その熱は内臓にまで浸透し、腎臓や肝臓といった臓器までも温めることができるのです。
こんにゃく湿布の効能
今年の冷え症に心強い味方のこんにゃく湿布ですが、冷えを取り除き、体を温めることができることから下記のような症状の対策にもおすすめです。1.生理痛や不妊症など婦人病
2.腰痛や肩こり
3.風邪
4.アトピーなどの皮膚病
5.癌や難病による痛み
こんにゃく湿布は、特に、1.生理痛や不妊症などの婦人病の対策としておすすめできます。この記事の筆者である私はひどい生理痛の持ち主で、救急車で病院に運ばれたこともあるほどです。
生理の起こり始めの子宮の収縮とともに強い痛みが襲い、下痢と嘔吐、眩暈が同時に起こり、毎度、生理1日目にはロキソニンとイソクスプリンという子宮の緊張を緩和される薬が欠かせませんでした。
しかしながらマクロビオティックをベースとした食養法と合わせて、こんにゃく湿布などの自然療法を試したところ、ひどい生理痛は起こらなくなりました。
身体をしっかり温めると、女性ホルモンの質を向上させ整えることができるため、妊活を行っている女性や妊婦さんにもおすすめです。
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こんにゃく湿布の方法
こんにゃく湿布に必要なもの
こんにゃく湿布に必要なものは下記の通り。これさえあればできるため、手間いらずで合理的な方法です。お水をビワの葉茶に変えるとより温まる効果が期待できます。
・こんにゃく1~2丁(こんにゃく芋が原料のもの)
・フェイスタオル2~3枚
・大きめの鍋
・たっぷりの水
・トング(こんにゃくを取り出せればなんでもOK!)
こんにゃく湿布の作り方
では具体的な作り方をみていきましょう。
1.鍋にたっぷりの水を入れ沸かす。
2.お湯が沸いたらこんにゃくを入れて10分間煮立たせる。
3.こんにゃくをお湯から上げ、タオルで1枚ずつ丁寧に包み、2~3枚のタオルで包み込む。
こんにゃく湿布の使い方
おなかなどの温めたいところの皮膚のうえに直接のせ、30分程度放置する方法で大丈夫ですが、より正式な方法としては下記のようなものがあります。【肝臓を温める方法】
1.こんにゃく湿布を2丁準備する。
2.1つを肝臓(右側の肋骨の下部)のうえにおき、もう一つを丹田(へそ下3㎝程の箇所)のうえにおく。
3.仰向けで30分程度温める。冷えないよう、バスタオルや布団をかけておく。
【腎臓を温める方法】
1.こんにゃく湿布を2丁準備する。
2.左右の腎臓のうえ(背中の腰上3㎝程の箇所)におく。
3.うつ伏せで30分程度温める。冷えないように、バスタオルや布団をかけておく。
こんにゃく湿布の注意点
こんにゃく湿布の注意点として、ひとつ絶対にしてはならないことがあります。それは、もったいないからといって、使ったこんにゃくを食べるのは辞めておきましょう。使用後のこんにゃくは衛生的な問題に加えて、身体の毒素を吸収しているため、食べるとせっかく排出した毒を身体に戻すことになります。
1回目は毒素をよく吸収しているため、捨てたほうがベターですが、2回目以降はジップロックなどに入れ、冷蔵庫に保存すると、2回~3回繰り返し使用できます。
こんにゃく湿布の活用法
こんにゃく湿布で天然の湯たんぽ
こんにゃく湿布活用の応用編としておすすめなのが、湯たんぽとして使う方法です。
【湯たんぽとして使う方法】
1.寝る前にこんにゃく湿布1丁を準備する。
2.2~3枚のタオルで包んだ後、さらにバスタオルを1枚プラスして包む。
3.そのまま足元など温めたいところにしのばせて就寝。
ぽかぽかと程よい温かさが感じられ、毒素も吸収してくれるため、翌朝すっきり目覚めることができます。朝まで放置するため、低温やけどには十分な注意が必要ですが、慣れてきたら応用編として試してみましょう。こんにゃくの湿りが気になる方は厚手のタオルでしっかり包むようにしましょう。
これからの季節をこんにゃく湿布でのりきろう!
自然災害によるエネルギーの不足が招く今年の冷え症に負けないよう、しっかりと対策をしましょう。今年の冷えは、冷えやすい身体の女性や高齢者だけでなく、これまで冷えには無縁だった男性や若者も注意が必要です。自然の恵みをうまく活用し、こんにゃく湿布で厳しい冬をのりきりましょう!
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