人気の高カカオ・機能性チョコレートに潜む意外な盲点。健康や美容に真の効果が期待できる『本物を見抜く技』お伝えします!
本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
人気の高カカオ・機能性チョコレートに潜む意外な盲点。健康や美容に真の効果が期待できる『本物を見抜く技』お伝えします!
バレンタイン前のこの時期、多くの方が、大切な人に、あるいは自分へのご褒美として美味しいチョコレートを探しておられると思います。
昨年からお取り寄せチョコレートの需要が増え、消費者は贅沢感や特別感のあるものを選ぶ傾向が見受けられます。
また、市販のチョコレートでも、メンタルバランスを整える成分が配合された商品、ハイカカオ◯◯%といった商品が多く並ぶようになってきました。
消費者の心理傾向として「安さ重視」から「ちょっと良いもの」に変化してきていることがうかがえます。
しかしながら、そのチョコレートの品質の信頼度や安全性って、どうなのでしょうか。
実は、こんな方は要注意!
◆健康と美容のために高カカオチョコレートを買っている
◆バレンタイン用に高くても気分を高めるチョコレートを探している
◆機能性チョコレートを間食がわりにしている
市販の「ちょっと良い」チョコレートに隠された、意外な盲点に気がついていないかもしれません。
今回は、機能性チョコレートを購入している方、あるいはパッケージのおしゃれさやキャッチフレーズで購入を決めている方に、チョコレート選びで最も重要視していただきたいポイントをご紹介します。
本物のチョコレートを見抜く技を知ると、今後のチョコレートとの付き合い方が変わります!
コロナ禍でチョコレート消費行動に変化あり?
「なんとなく健康や美容にいい」と人気になったハイカカオチョコレート
近年売り上げが伸びているチョコレートがあります。
それは消費者の心理を付いたチョコレート、『ハイカカオ』をうたった商品です。
少し前までの私も、チョコレートを買うなら高カカオと書かれたものをと、大きな箱で買っていました。
しかしながら、そこには落とし穴があったのです。
オーガニックを意識し始めてから、一体、チョコレートはなんなのか、なんのために存在しているのかということを考えるようになりました。
突き詰めていくと、これらの市販のチョコレート菓子には『私たちがあまり気にかけていないであろう盲点』があったのです。
チョコレートなどのお取り寄せスウィーツの需要が増加!選定基準はある?
在宅時間が増えた昨今、おうち時間を充実するためにオンライン注文できる「お取り寄せスウィーツ」の需要が急上昇しました。
コロナ禍での消費行動に関する意識調査(2020年10月)によると、消費者が求めるお取り寄せスウィーツへの選定基準は
1位 味 43.6%
2位 贅沢感 38.2%
3位 特別感 33.6%
となりました。(※)
また、コロナ禍によって消費行動は変わったかという質問に対して、
「とても思う」が30.6%、「少し思う」が50.5%と、半数以上が消費行動に何らかの変化を感じている結果となりました。
重視するポイントの背景には、自宅で過ごす時間を豊かで特別なものにしたい、外出を控えた分の浮いたお金を自宅で使いたいという方が増えたのが主な理由です。
消費者の食品の選定基準が、安さや気軽さから味や贅沢感など気分を高める手段として変化したことは間違いないでしょう。
これらの結果を見て、選定基準に対して決して間違っているというわけではないのですが、
「絶対的に信頼できる品質」
という選定基準を、さらにもうひとつ加えていただきたいです。
チョコレート商品における、絶対的に信頼できる品質とは
それでは、絶対的に信頼できる品質のチョコレートとは、どのようなものでしょうか。味が美味しいことと品質は、別物として考えてみましょう。
なぜなら、味の美味しさは目には見えません。
何をもって美味しいと感じるのかは個人の価値観によるものですよね。
絶対的な品質。
その重要ポイントは視覚で確認できる、
・原材料の安全性
・明確なトレーサビリティ
・認定機関マーク
上記3つの見極めです。
この見極めは、市販のチョコレートやお取り寄せチョコレートで確認することはできるの?という疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。
結論から申し上げると「可能」です。
市販のチョコレートに関しては、少し自分で調べる時間が必要になりますが、見極める手段はいくらでも存在します。
まずが、多くの方が陥りやすい「市販のチョコレートに対する勘違い」を例に挙げます。
市販ハイカカオチョコレートの闇。カカオ配合率の高さの裏に何が?
空前の健康志向ブーム。
決して健康を流行呼ばわりにしたくはありませんが、市販チョコレート商品でも、数年前に比べると確実にキャッチフレーズの謳われ方が変わってきています。
もっとも分かりやすいものが、
・ハイカカオ
・高ポリフェノール
・GABA(ギャバ)配合チョコレート
というものです。
どのチョコレートも、消費者の目に映れば「食べると健康になる」「食べると自律神経が整う」、そんな風に見えるかもしれません。
ハイカカオチョコレートは本当に健康にいいの?
「食物繊維が豊富でダイエットに効果的」として、チョコレート業界が売り上げを伸ばしたハイカカオチョコレートは、各食品メーカーから様々な商品が登場しました。需要が増える一方で、カカオに含まれる
・残留農薬
・カビ毒「アフラトキシン」
が問題視されるようにもなりました。
カカオ配合率が高いハイカカオチョコレートは、一見健康に良さそうというイメージがあります。
しかしながら、カカオ配合率が高ければ高いほど、栽培時に使われる残留農薬やカビ毒の危険度も増すのです。
生鮮カカオから検出される残留農薬
平成20年、独立行政法人国民生活センターの調査によると、
高カカオをうたったチョコレートに残留農薬、カビ毒の一種アフラトキシンが原材料である生鮮カカオ豆から検出され、積戻しや廃棄が行われていたと報告されています。(※)
ここで、本物のチョコレートを選ぶ選定基準のひとつである「原材料の安全性」が重要になってきます。
IN YOU読者の皆さんであれば、多くの方が商品の原材料を確認されていると思います。
2019年2月27日の厚生労働省の発表では、エクアドル産の生鮮カカオから、基準値を超える農薬の検出があったことを公表しています。(※)
調査によると検出された農薬はフェノキシ系と呼ばれる除草剤に使われるものでした。
残留農薬に関する違反事例は後をたちません。
厚生労働省で掲載されている2020年輸入時における輸入食品違反事例の中に残留農薬が検出されたカカオ豆が数件入っています。(※)
ハイカカオチョコレート9商品のうち4つからアフラトキシン検出!
分析対象となったのは、スーパーやコンビニ、ドラッグストアでも必ず見かける高カカオの商品です。(※)検出量は超微量であり、すぐに健康被害に直結するわけではないとされていますが、カビ毒は私たちの健康を少しずつ蝕んでゆきます。
カビ毒に関しては、グレードの低いコーヒー豆からも検出されています。
カビ毒を摂取し続けると起こり得る健康被害はこちらをご覧ください。
★うそでしょ?!市販インスタントコーヒーサンプル約98%から発ガン性物質のカビ毒検出?!カビ毒が身体に及ぼす深刻な影響と、熱しても除去できない有害物質カビ毒から身体を守る対策方法
輸入の際のアフラトキシンの検査基準は「含有してはならない」とされています。
もっとも最近のニュースでは、2021年1月18日、コートジボワール産カカオ豆から17μg/kgのアフラトキシンが検出されたというものがありました。(※)
私たちにできることは、原料となるカカオ豆が安全であるチョコレートを選ぶこと。
すなわち、有機栽培されたオーガニックチョコレートであることが大原則となります。
メンタルバランスチョコレートは本当に効果があるの?
「メンタルバランスチョコレート」というのは、GABAというアミノ酸の一種を配合した機能性食品です。
GABA配合チョコレートは、精神をリラックスさせる効果を狙ってアミノ酸を配合して作られたメンタルバランス商品。
医師で作家の米山氏は、「仕事をする上である程度の緊張は必要。仕事の効率を良くするためには脳の緊張とリラックスのメリハリ作りこそ大切」と指摘しています。(※)
ストレスに「即効性」のある食品はおそらく存在せず、ストレスを溜め込んでいくことのほうが心身にはよくありません。
根本的な解決をするのであれば、機能性食品を摂ることはあまり意味がなく、仮に効いたとしても「なんだか効いている気がする」というマインドコントロールの働きによるものではないかと考えられます。
一見体に良さそうと思われがちな高カカオ・機能性チョコレートは「消費者の需要(ニーズ)」と「原材料の供給」の側面からビジネスとして作られたもので、
カカオ含有量の多さ=安全性の高さ
とは言い難いものがあります。
虫歯・太る・鼻血が出る。チョコレート三大悪説は人工的に作り出されたものが原因
さて、ここからは私たちの身の回りの市販チョコレートやチョコレート風味の加工商品についてお伝えします。大量に食べたくなる市販のチョコは、もはやチョコレートではない
すでにご周知の通り、白砂糖と植物油脂をメインに作られた市販のチョコレートは、脳を中毒にさせ、やがて破壊させます。
大量に食べたくなる、甘いものが欲しくなる。
気軽にパクパクと大量に食べられてしまうのがチョコレートです。
高カカオとうたわれている商品でも非常に食べやすく加工されており、気がついたら一箱あけていた…ということもよくあります。
今や夏場に手で溶けにくい!と丁寧に加工が施された一見優等生に見えるチョコレート商品も存在するわけです。
そういった加工食品はすでにカカオが何%というよりも、砂糖と粉乳、添加物の味を味わっていることになります。
食品メーカーが掲載している市販のチョコレートに含まれるカカオ含有率は少ない種類のもので20%〜30%です。(※)
チョコレートを味わうというのは、砂糖や添加物を味わうことではありません。
チョコレート中毒を引き起こす物質についてはこちらも参照してください。
★知らないうちになっているかもしれないチョコレート中毒、私が経験したその恐怖とは
また、さらに身近な商品にも大量の砂糖が使われていることについてはこちらを参照してください。
★日本人のほとんどが砂糖中毒といわれる現代社会。性格まで変わる恐ろしい砂糖の影響。慢性的な砂糖中毒・負の連鎖から抜け出した私の成功体験をお伝えします!
チョコレート三大悪説の真相とは?
幼い頃、こんなことを言われたことはありませんか?
「チョコを食べると鼻血が出るよ」
「虫歯になるよ」
「食べすぎると太るよ」
【鼻血が出るという説】
まずチョコレートを食べたからといって鼻血が出ることはありません。
医学的にはチョコレートには血行を促進させる「テオブロミン」が含まれることからそう言われているのかもしれません。
【虫歯になるという説】
これは研究によって否定されています。
むしろカカオそのものには、歯周病菌に対して殺菌効果のある成分が含まれていると報告されています。
虫歯になるという言葉の裏には、あくまで砂糖など甘味料の存在があります。
砂糖が多く入ったチョコレートはもちろん放っておくと虫歯になりやすくなります。
【食べると太るという説】
カカオには油脂であるココアバターが豊富に含まれます。
カカオ豆の脂肪分であり、カカオ豆中に40%から50%の割合で含まれます。
しかし、カカオの脂肪分は吸収されにくく、むしろ脂肪蓄積を抑える効果が報告されています。
とはいえ、脂質であることには変わりはなく、食べ過ぎはなんでも禁物ですね。
チョコレートを食べると太る、というのは間違いなく砂糖や植物油脂による影響です。
チョコレート3大悪説は、どうやら砂糖や植物油脂が大きく影響していることがわかります。
消費者の中にすでに定着してしまった「甘くて口どけ豊かなチョコレート」。
これにハマってしまう本当の理由は、砂糖や植物油脂、添加物によるものです。
にもかかわらず「チョコレートは悪者」という大きな勘違いを生み出してしまったのです。
参照:日本チョコレート・ココア協会
本物のチョコレートの見極め方
余計な味は一切不要。カカオ本来の香りや食感で勝負する本物のチョコレート「オーガニックチョコレート」
先にお伝えした「絶対的に信頼できる品質のチョコレートを見極めるポイント」を3点挙げます。◆原材料の安全性
◆明確なトレーサビリティ
◆認定機関マーク
上記の条件を満たす本物のチョコレートこそ、『オーガニックチョコレート』です。
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オーガニックチョコレートが本物のチョコレートと呼べる理由
オーガニックチョコレートの特徴(※)
◆土壌に残留農薬、化学肥料、栽培中の農薬なし
→原材料の安全性
◆カカオ生産過程、製造工程で化学添加物不使用
→ 明確なトレーサビリティ
◆有機JAS認証表示の徹底(2020年7月16日より)
有機畜産物及び有機畜産物加工食品は、有機JASマークを付さなければ「有機」等との表⽰はできないことになる
→ 認定機関マークの表示
となります。
オーガニックチョコレートは白砂糖や添加物による余計な味が一切なく、カカオ本来の香りや食感を楽しめることが特徴です。
その一方、
高カカオと謳われる商品には砂糖が含まれることが多いです。
メンタルバランスを整えるチョコレート商品は、むしろ砂糖が主原料です。
また一般的なチョコレートには乳化剤が添加されるケースが多いです。
乳化剤を添加する理由は、温度変化によるチョコレートの分離を避けるためです。
これを使えば、年中購入可能な安定したチョコレートを作ることが可能です。
オーガニックチョコレートは乳化剤を使用せずに作られるというけれど、分離したりしないのか?という疑問が生じますね。
乳化剤を使わないスイスのオーガニックチョコレートは72時間かけて練り上げを行います。
通常、乳化剤を使用した場合24時間の練り上げで完了するものが、3倍もの時間をかけて丁寧に作られていることになります。
イタリアのドモーリ社では乳化剤はカカオ本来の味を損ねる不純物と判断し、乳化剤を使わないチョコレートを販売しています。
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砂糖たっぷりのチョコレートでは絶対に得られない!カカオがもたらす「幸せホルモン」
抗酸化作用、便秘改善効果が期待されるカカオニブは、幸福感をもたらす神経伝達物質・アナンダミドが含まれます。いわゆる『幸せホルモン』のことです。
1996年に神経科学者によってアナンダミドが発見されて以来、カカオは私たちに至福の幸福をもたらす食材とされてきました。
食材の中で唯一この成分を持つのがカカオです。
人間に本来備わっている善良性、歓びに触れる薬用食材として古代マヤの時代から用いられてきました。
砂糖が大量に使われている市販のチョコレートを食べて幸せと感じるものとはまったく別物です。
カカオの本来備わっている成分で、十分幸せを感じるものなのです。
オーガニックチョコレートはからだへの負担が極めて少ない
チョコレートを選ぶ基準として、トレーサビリティが明確であることを述べました。オーガニック認証を受けたオーガニックチョコレートは農薬や化学肥料、化学添加物を使用していない極めてシンプルなチョコレートです。
フレーバーのもととなるナッツやドライフルーツも、砂糖や添加物が使用されないことを証明しています。
甘味成分が使われているとしても、からだに負担の少ない有機ココナッツシュガーなどが使われます。
また、オーガニックチョコレートのカカオは生産者と買い手が平等となるフェアトレードカカオが多く使われます。
バレンタイン前に知っておこう!オーガニックチョコレートとの最高の付き合い方
オーガニックチョコレートを食べるということは、カカオの味と向き合う時間ともいえるでしょう。
カカオの味は本来は苦いもの。
古代メキシコでは苦い水を意味する「ショコラトル」とも呼ばれていました。
本物のチョコレート、すなわちシンプルな材料で作られたオーガニックチョコレートの味は、それまで砂糖と油脂のチョコレートを食べたことしかない方にとっては苦く感じるでしょう。
いつもの甘いチョコと違う。一度に大量に食べられない、そんな印象を受けるかもしれません。
しかし、それがオーガニックチョコレートを楽しむ醍醐味なのです。
本来、甘くして食べるものではなかったカカオ。
大量消費を目的にはされておらず、無意識にパクパク食べるものではないカカオ。
本物のチョコレートを食べれば、余計な添加物はいらない。
そして、メンタルヘルスのために開発された機能性チョコレートや、わざわざ高カカオと書かれているチョコレートを買い求める必要がないということに気付かされます。
「なんとなくいいもの」はもう卒業です。
今年のバレンタインは本物のチョコレートに出会ってみませんか。
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