Yes, we can! 肉を食べなくって全然平気!世界の人気ヴィーガンアスリート一覧リストを作りました。
日本でベジタリアンというと、やっぱり肉を食べないので身体が細く、
ナヨナヨしているイメージというのがあるのではないでしょうか。
もちろん、INYOUの読者さまはマクロビオティックや菜食と言った食生活に積極的に取り組まれている、
もしくはゆるベジの方など、少なからず菜食に関しても興味を持っている方々だと思いますので、
そういった偏見はもはや持っていないでしょうが、世間一般理解はどうでしょうか。
テレビなどのマスメディアが一般的な日本は菜食のイメージも偏っている
現在、ブロードキャストの形が代わりつつあると言っても日本ではまだまだテレビが主流。そうなると一般の方に正しい菜食のイメージがまだ上手に伝わっていないような気がします。
僕は菜食歴が1年程度のまだまだ新人ヴィーガンアスリートですが、
今回は僕の先輩にあたる世界の偉大なヴィーガン(ベジタリアン)アスリートを紹介していきたいと思います!
菜食だってこんだけやれるんだ!
というのを彼らが身体を張って証明してくれているので、それを是非皆さんでシェアしていきましょう。
David Cater (NFL)
アメリカンフットボールの世界最高峰リーグNFL(National Football League)で2011年から2015年までプレーしたDavid Caterは、2014年よりヴィーガンダイエットを始めました。
ロサンゼルスに生まれたDavid Carterはアメリカンフットボールの超名門大学UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)で活躍後、2011年のNFLドラフトにて6順目(184番目)でアリゾナ・カーディナルスの指名で見事にNFL選手としてデビューしました。
彼のポジション、ディフェンシブエンドは守備ポジションの一つでありながら、超攻撃的に相手の選手にタックルを仕掛けていく、言わば特攻隊長的なポジションですので、当たり負けない大きな体、相手選手に追いつくためのスピード、密集地帯でも潰されないタフネスが要求されます。
NFLのドラフトに指名された時のDavid Carterのコンディション
- 身長:195.5cm
- 体重:134.72kg
- ベンチプレス100kgの最大挙上回数:25回
- 立ち幅跳び:2.81m
しかしNFLで活躍中のある日、高血圧と神経症を患ってしまい右手がしびれて拳すら握れなくなってしまったそうです。
その後、ヴィーガンである奥さんと見たドキュメンタリー映画”Forks Over Knives“により、いままでの肉食信仰に疑問を持ち、ヴィーガンになりました。
ヴィーガンになってから体調は改善され、2015年のシーズンをジャクソンビル・ジャガーズでプレーした後引退されました。
今はヴィーガンの啓蒙活動家として、イベントに出向いたりテレビに出演しています。
アメリカの人気スポーツの中で、最もハードなスポーツであるアメフトの選手がヴィーガンになったことはとても衝撃的なことで、様々なメディアで取り上げられました。
しかし、アメフトでヴィーガン、ベジタリアンダイエットを実践している菜食主義者は以外にも多いのです。
- Tom Brady アメフトを見たことがなくとも一度くらいは名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
- Colin Kaepernick 倫理的な理由からヴィーガンをしているColin Kaepernickはサンフランシスコ・49’ersの控えクウォーターバックとして長年ベンチを温めていましたが、2013年のシーズンにエースクウォーターバックの座を勝ち取り、惜しくも負けてしまいましたがチームをスーパーボウルまで連れて行くというシンデレラ・ストーリーで一躍有名になりました。
- Tyrann Mathieu
超強豪チーム、ニューイングランド・ペイトリオッツのキャプテンとしてスーパーボウル(NFL決勝戦)を5回制覇、うち4回の試合でMVP選手に選出されている、殿堂入りが約束されている現役選手です。
完全なヴィーガンではありませんが乳製品を全く摂取せず、一日の食事約80%のが植物性のものです。
また、人種差別のある国の国歌には敬意は払えない、と膝を地面につき国歌斉唱を拒絶する姿が印象的な思想家でもあります。
体格に恵まれなかったTyrann Mathieuは、手先の器用さを活かし相手選手の保持しているボールをどんどん奪っていく超攻撃的やつ狡猾なプレースタイルから”ウルヴァリン”(イタチ科のクズリ)という異名を名付けられました。
健康的であるとして、ヴィーガンダイエットを実践しています。
その他にも、NFLには菜食主義者が多く在籍しています。
Aaron Rodgers、Ricky Williams、Brandon Flowers、、、
語り始めると止まらないのでNFL選手についてはこのくらいにしておきます。
Prince Fielder(MLB)
カリフォルニア州オンタリオ出身の野球選手、Prince Fielder。2002年にドラフト一巡でミルウォーキー・ブルワーズに入団、長距離打者として活躍しました。
その後、デトロイト・タイガース、テキサス・レンジャーズでプレーした後、2016年に引退しました。
5回、オールスターに選出され、また打点王、本塁打王などの様々なタイトルを獲得していますが、特筆すべきなのは547試合連続出場というアイアンマン記録です。
歴代では25位ですが、当時有効な継続中の連続出場記録1位としたアイアンマンリーダーでした。
2008年にベジタリアンダイエットを始めてからは体の調子が非常によく感じたそうで、特にチームのメディカルスタッフに相談することなくベジタリアンを継続したことで有名です。
Nimai Delgado
ヴィーガンアスリートを語る上で、彼を絶対に欠かすことはできません。IFBB pro所属のヴィーガンボディビルダーですが、人生で肉を一度も食べたことがないという生まれながらのベジタリアンです。
アルゼンチン出身のヒンドゥー教徒の両親にベジタリアンとして南ミシシッピで育てられたNimai Delgadoはベジタリアン時代には乳製品などは摂取していたものの、厳格なヴィーガンになってからは完全に動物性タンパク質は摂取していません。
肉を全く食べなくても筋肉を付けることが出来る、ということは彼が証明しました。
ちなみにIFBB(International Federation of Bodybuilding and Fitness)というのは世界最大のボディビル協会で、Proとして認証された選手は大会に出場することで生計を立てている職業ビルダーです。
アマチュアの大会で好成績を収めたものだけが所属できるため、Nimai Delgadoの実力はIFBBのお墨付きというわけです。
IFBB proの有名ボディビルダーというと、カリフォルニア州知事も努めたアーノルド・シュワルツェネッガー氏、世界最強の警察官ロニー・コールマン、唯一アーノルド・シュワルツェネッガーを破った漢”伝説”セルジオ・オリバなどなど、大層たる顔ぶれですがそんな中でも負けず劣らず活躍しているNimai Delgadoはヴィーガンボディビルダーの憧れの的です。
そんな完璧男であるNimai Delgadoの唯一憎き点を挙げるとするならば、とにかく”イケメン”であることでしょうか。
Patrik Baboumian
ヴィーガン一、いえ世界一の怪力男、Patrik Baboumianはドイツ育ちのイラク人で、ストロングマンコンテストと呼ばれる力持ちの男を決める大会で活躍しているヴィーガンストロングマンです。
まずはそもそも、ストロングマンコンテストがわからないという方にその魅力を解説させてください。
名前の通り”強い男”を決めるこの大会では、文字通り力比べが行われます。
「ウエイトリフティングで何キロあげられるか」と言ったは話ではなく、もっと原始的な「重たいものをどれだけたくさん持ち上げられるか」「重たいものをどれだけ速く運べるか」という比較的”実用的”な力が求められます。
実際にどんな種目があるのかというと、
岩を持ち上げたり、(?)
車を持って運んだり、(?!)
飛行機を引っ張ったりします。(??!!)
飛行機を引っ張る種目には「プレーン・プル」というそれらしい名前が付いていますが、もう全然意味が分かりませんよね。
ストロングマンコンテストの魅力を分かっていただいたところで、Patrik Baboumianですが、彼は「ヨーク・ウォーク」という重りを10m運ぶ種目で555kgという世界記録保持者です。
彼が常々言っているのは、「身体はタンパク源がなにかなんて気にしない。大切なのはアミノ酸バランスの整ったタンパク質を摂取すること。それができれば菜食でも筋肉は十分に育つ。」ということです。
過去に記事でも紹介しましたが、正しくタンパク質を摂取することで菜食でも問題なく筋肉を付けることができます。
また、それらについては今回紹介した様々なアスリートが証明してくれています。
菜食が陥りやすい「たんぱく質」欠如の問題と、植物性タンパク質と動物性タンパク質の違い。正しい食べ合わせで植物性タンパク質で、摂取して痩せやすい体質へ!
今回、紹介させていただいたヴィーガン、ベジタリアンアスリートはほんの一部でしかなく、
他にもMike Tyson、Carl Lewis、日本であれば横峯さくら選手など、本当にたくさんの世界で活躍している人たちがいます。
ヴィーガンというライフスタイルで彼らのように活躍することは決して簡単なことではありません。
本当に様々な苦労があり、血の滲むような努力をしたからこそ、今活躍されていることだと思います。
そんな彼らがそれだけの努力をし、身をもって伝えていきたいのは
「菜食でもできる、逞しく行きていけるんだぞ!」
ということではないでしょうか。
それを今回、僕はオーガニックウェブマガジンIN YOUというプラットフォームを借りて色々な発信することができることを非常に光栄に思います。
今回の記事が、ヴィーガンでスポーツをしている方の励みになったり、菜食思想を持っていない方の菜食に対する偏見を破るきっかけになれば幸いです。
ヴィーガンでも栄養摂取して美味しく食べられる!
IN YOUMarketで美味しいヴィーガン食品を見てみよう。
IN YOUMarketではヴィーガン向けの商品が中心に展開されています。
もちろん、そうではない人でも両方楽しめるプロダクトが勢ぞろい。
ぜひ遊びにいらしてくださいね!
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