近年増えているADHD(注意欠陥多動性障害)を引き起こす意外な原因とは?|日常生活で避けたい3つの有害物質。
「うちの子は、他の子より学力が劣っている」
とお悩みの方いらっしゃると思います。
とはいえ、
・学力が上がらないのはどうしてだろう?
・何か原因があるのかな?
という方も多いと思います。
もしかしたら、ADHD(注意欠陥・多動性障害)
かもしれません。
そこでこの記事では、
学力低下の原因の可能性として考えられるADHDについてお伝えします。
具体的には、
・ADHDの3つの特徴
・ADHDの原因
・ADHDの対策
の順番にご紹介していきますね。
4分程度で読めるので、もしよかったら参考にしてみてくださいね。
ADHD(注意欠陥多動性障害)の2つの特徴とは?
ADHDは注意欠陥多動性障害、つまり発達障害のことです。
ADHDは児童期には割合として5~10%。
どちらかというと男子の割合が多いといわれています。
比率は、
男子:女子=2~9:1
で、2~9の範囲が広いの1つとしてあげられるのは、
女子は脳内多動タイプである不注意優勢型が多いので、
見つけにくいという理由があります。
不注意優勢型のようにADHDは以下の3つの特徴があります。
①不注意
②多動性
③衝動性
自分自身の行動や感情をコントロールすることが難しいと言わています。
それぞれ人によって症状の出方が違います。
また、ADHDは60〜80%が大人へ移行するといわれいるので、
決して子どもだけの問題ではありません。
不注意優勢型
いろんなものに気が散りやすく、物事をよく忘れがち。行動として判断することは難しく、
「脳内が多動」の状態タイプです。
女性に多いタイプです。
多動・衝動性優勢型
行動に顕著に現れるタイプ。よく動き、落ち着きがなく、感動のコントロールが苦手なため、
言葉で思ったことがすぐに出てしまうことも。
男性に多いタイプです。
同じADHDでも、タイプが違えば真逆の行動を示すこともあります。
また、大人になるとタイプが変わることも。
ADHDのチェックリスト|いくつ当てはまりますか?
以下の内容、いくつあてはまりますか?
✓長時間じっとしていることが苦手
✓不注意のため忘れ物が多い
✓集中力がない
✓目先のことが全てで、その先を考えることが難しい
✓整理整頓が苦手
✓好奇心旺盛
✓ぼーっとしていることが多い
✓突発的な行動をよくしがち
すべてに当てはまったからと行ってADHDと決めつけるのは早いです、
専門の医師に診断してもらってくださいね。
ADHDになる原因として考えられるのは●●だった?
身近に潜む恐ろしい存在
ADHDの主な原因は、遺伝的な要因よりも、
環境的な要因の方がはるかに大きいと言われています。(※1)
環境要因
今や農業では欠かせない農薬や殺虫剤、工場で便利なものとして扱われているPCBのような環境化学物質が、
発達障害と関係があると述べている論文は数多く存在しています。
また予防接種に極微量に含まれている水銀によっても
発症する可能性はあると述べています。
農薬
特に有機リン系農薬やネオニコチノイド系農薬は、発達障害のリスクを高めると言われています。
・有機リン系農薬:神経伝達物質であるアセチルコリンの分解を阻害し、アセチルコリンの過剰刺激症状を生じる
・ネオニコチノイド系農薬:ヒトの脳の発達に悪影響を及ぼす(※2)
上記のように農薬はヒトの脳神経系に異常をきたすと言われており、
ADHDのような発達障害との関連性があると示唆されています。
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PCB
PCBとはポリ塩化ビフェニルのこと。かつてはトランスやコンデンサ、蛍光灯安定器に使用されていました。
トランス(変圧器)やコンデンサ(蓄電器)は電気機器です。
このPCBは毒性が高く、
発癌性があり、皮膚障害や内臓障害、ホルモン異常を引き起こすことから、
1970年代には禁止されました。
ところが、現在もあちこちに潜んでいる可能性が高く、
人体からも検出される事もあるそうなので、注意が必要になります。
このPCBを利用するメリットは
・溶けにくい
・沸点が高い
・熱での分解がしにくい
・不燃性
・電気絶縁性が高い
などがありますが、
デメリットとして脂肪に溶けやすいという特徴があります。
PCBは便利である反面極めて高い毒性を示すので、
溶け出して人体に入り込むと体内で蓄積。
蓄積した結果、
・吹き出物
・色素沈着
・目やに
・全身倦怠感
・しびれ
・食欲不振
などの症状が現れます。
このPCBの代表的な事件は「カネミ油症事件」です。
カネミ油症事件については以下のとおりです。
カネミ油症は、昭和43年10月に、西日本を中心に、広域にわたって発生した、ライスオイル(米ぬか油)による食中毒事件です。
事件の原因は、カネミ倉庫社製のライスオイル(米ぬか油)中に、製造の際の脱臭工程の熱媒体として用いられた、鐘淵化学工業(現カネカ)社製カネクロー ルが混入していたことでした。このため、ポリ塩化ビフェニル(PCB)や、ダイオキシン類の一種であるポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)等が、製品のラ イスオイル(米ぬか油)の中に混入しました。
症状は、吹出物、色素沈着、目やになどの皮膚症状のほか、全身倦怠感、しびれ感、食欲不振など多様です。こうした症状が改善するには長い時間がかかり、現在も症状が続いている方々がいます。
引用:厚生労働省
この事件が引き金になって、PCB禁止の流れができたのですが、
実は現在でもPCBを処理していない業者も多くいるようです。
平成13年にはPCB特別措置法が出され、
PCB廃棄物を保管している業者は平成39年3月31日までに処理を終わらせるように
義務付けられました。
カネミ油症事件での症状は外的症状が多く見られていますが、
PCBはADHDのリスクを高めるとも言われています。
PCBが神経を伝達する物質(アセチルコリン情報伝達系)をかく乱し、
脳に異常をきたす可能性があるからです。
数万件もの測定例から、
国内メーカーが1990年ごろまでに製造した電気機器は、
PCBに汚染されている可能性があることがわかっていますので、
注意してみてください。(※3)
遺伝要因
遺伝的要因の1つとして、父親の精子もあります。高齢化した父親の精子には修復機能が備わっていないため、
精子に含まれているDNAが傷つけられても修復はできません。
そのため傷つけられた精子は父親が歳を重ねれば重ねるほど蓄積されていき、
突然変異を持った精子の数が増加。
これが原因で発達障害の子どもが生まれるリスクは上がると考えられます。
発達障害の子どもが生まれたら、
昔は母親の育て方が悪いと言われていたこともありますが、
そんなことはありません。
臨床的見解で環境要因や遺伝的要因があると論文でも発表されているので、
ご自分を責めないでくださいね。
原因物質は発達障害にどのように作用しているの?
何で環境化学物質と発達障害の関係性が問われるようになったのでしょうか?それは、環境化学物質は脳の発達に重要な部分、
神経情報伝達系やホルモン系、免疫部分を撹乱・新しいDNAの突然変異を生じさせ、
ある特定部分の神経回路の形成に障害を与えることで
発達障害が発症すると言わています。
つまり、環境化学物質が私たちの大切な身体の一部を傷つけることで
発達障害が生じるということです。
これまでのことをまとめると、環境化学物質である
・農薬(有機リン系農薬やネオニコチノイド系農薬など)
・PCB(ポリ塩化ビフェニル)
・有機リン系など殺虫剤
・予防接種に極微量に含まれている水銀などの重金属
・父親の高齢化
はADHDなどの発達障害の原因となっています。
ADHDの対策として今、私たちに必要な行動は
発症原因であるものから、
私たち個人が対策できることは非常に数少ないと言えます。
国レベルで行動することが最も早いのだと感じられますが、
国というハード面では予防策がしにくいです。
そこで、限られた中でも個人ができる方法をこちらではご紹介していきますね。
対策1:農薬
まず、1つ目の原因である農薬。農薬から100%身を守ることは、
現代日本では非常に困難を極めています。
可能な方は自然農法をしている地域へ引っ越すという決断をしている方は少なくありません。
しかし、すべての方が簡単に引っ越すのは難しいでしょう。
その場合は、なるべく「無農薬・無肥料のお野菜」の購入することや、
農薬散布をしている場所にはなるべく近寄らないようにしましょう。
こちらは、IN YOUが農薬対策としておすすめしているアイテムです。
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対策2:PCB(ポリ塩化ビフェニル)
次に、2つ目の原因であるPCB。PCBは工場やビルで主に使用されており、照明器具関連のものに使われています。
PCBの特徴は、
・水に溶けない
・科学的に安定
・絶縁性が良い
・沸点が高い
ことから利用されていますが、
・健康や環境への有害性は確認済
・分解されにくい
・ダイオキシン問題
により、カネミ油症事件がおきて新たな製造・使用は原則禁止されています。
禁止されている現在でも水中や大気中に広範囲で検出。
水中や大気中だと対策は困難を極めるでしょう。
対策3:殺虫剤
次に、3つ目の殺虫剤。これに関して言えば、「使わない」。
これに限るでしょう。
殺虫剤の危険性についてはこちらの記事も参考にしてくださいね。
ごく普通の家庭にある毒物|発達障害の原因にもなり得る殺虫剤の種類と危険性について
「沈黙の春」レイチェル・カーソンから見た殺虫剤の問題点|私たち人間は自然とどう向き合っていくべきなのか。
市販の殺虫剤は、
私たち人間だけでなくペットにも大きな影響を与えてしまいます。
ぜひオーガニックな虫除けスプレーや防虫剤の使用をおすすめします!
ADHDや自閉症、アスペルガー症候群、発達障害は存在しない?
日本の内科医で自らを「キチガイ医」と呼ぶ、内海聡医師。
内海先生はフェイスブックで以下のように述べています。
精神疾患は存在しない
アスペルガー症候群もADHDも自閉症も発達障害も、
小児の双極性障害も適応障害もなんもかんもすべて存在しません。
科学的な見解や論文の点では精神疾患は認められていますが、
医師によってはこういった考えはあるので信頼できる医師に相談してみてくださいね。
(参考)
※1:自閉症・ADHDなど発達障害の原因としての環境化学物質
※2:日本毒性学学術会
※3:環境省・PCB早期処理情報サイト
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