無意識のうちに食べている「老化する油」。 健やかでいるために不可欠なのは質の良い油。私のおすすめオイル5選
こんにちは。
ナチュラルライフアドバイザーの工藤万季です。
美肌を目指して良いコスメを使っていても、もしも食べ物がそれを無意味にしてしまっているとしたら…?
とてもがっかりしてしまいますよね。
しかし実は私たちの身の回りには、シワ・たるみの原因となる「老化する油」が溢れています。
あなたも知らず知らずのうちに食べているかもしれません。
「老化する油」って何?
私たちを老化させる油。その正体は「加工油」です。
加工油とは自然界には存在しない、人工的に作られた油を指します。
20世紀の初めに科学的に発明された加工油の多くには「トランス脂肪酸」がたくさん含まれています。
このトランス脂肪酸とは「プーファ」のこと。
プーファが人間の身体でエネルギーとして使われると、
体内にアルデヒド(過酸化脂質)という発がん性のある物質が発生します。
そしてこれら「老化させる油」の代表的なものが、
マーガリンやショートニング、精製されたラードです。
バターより手頃な価格のマーガリンは家庭でお使いの方も多いかもしれませんね。
こういった油は安価であるだけでなく、保存性に優れています。
常温で保存しても腐らないので、飲食店では多く使用されています。
でもよく考えてみれば、食品なのに腐らないということは、
腐らせないための添加物がふんだんに入っているということです。
食品を買うときにはぜひパッケージを裏返して、
「トランス脂肪酸」、「ショートニング」の記載がないかチェックしましょう。
もしもこれらが記載されていたら要注意です。
(しかし特に、記載されていないものもあります。)
妊娠にも悪影響の可能性が
トランス脂肪酸は液体油に水素を添加して人工的に固形にしたもので、コストダウンを図って開発されました。
人体にとっては不自然なものですから、体内に入るときちんと消化しきれません。
消化しきれなかったものは毒素として体内に蓄積されます。
溜まった毒素はやがてシワやたるみ、果てはガンの原因となりえます。
トランス脂肪酸はまた、悪玉コレステロールを増やすので肥満も招きます。
さらに女性の子宮内膜症のリスクを高める恐れや、
男性の精子濃度を低下させる可能性も指摘されています。
妊娠だけではなく健康そのものへの影響も及ぼすと考えられているため、
トランス脂肪酸はなるべく避けるようにしましょう。
アメリカではトランス脂肪酸の使用に規制がかかっており、
2018年以降は全面禁止すると発表されています。
しかし日本ではまだ規制がかかることはなさそうです。
身近なものに加工油は使用されている
数々の弊害を引き起こす可能性のある加工油ですが、
身の回りを見てみれば実に多くのものに含まれているのが現実。
市販のスナック菓子、パン、スーパーの揚げ物、コンビニスイーツのうち、
大抵のものには加工油が使われているといっても過言ではありません。
加工油を使用すればコストを抑えて製造でき、安く販売することが可能になるからです。
コンビニ弁当の揚げ物やジャンクフード、出店で売られている唐揚げ、ポテト…。
こういったものが日常食になってしまっていたら、注意が必要です。
加工油を避けることを意識する
今日から加工油を避けることを意識してみませんか?
いくら高価な化粧品を使って綺麗な肌をキープしようとしても、
日常的に加工油を口にしていれば老化は早まります。
高価な化粧品を購入するよりも、高価な食用油を購入することが
綺麗への近道だと思います。
加工油が使われた市販の食品を買う代わりに、
まずは自宅の油を良質なものにしてみていただきたいなと思います。
後半では自宅での油の選び方のポイントをお伝えしますね。
油の不足も老化の原因に
トランス脂肪酸は私たちを老けさせますが、油が足りなくても老化の原因となります。
人間の細胞同士を隔てる細胞膜の70%は油でできています。
油が不足していると細胞はいい仕事ができません。
肌は乾燥したりくすんだりしますし、髪はパサパサになってしまいます。
腸も乾いてしまうため便秘にもつながります。
これは乾いた腸に水分が吸収されて便がカチカチになってしまい、出づらくなるためです。
また、油に含まれる栄養素は細胞の他にも脳、内臓、肌をつくり、ホルモンの材料にもなります。
油が足りていないと疲労感や怠さを感じやすくなり、日々輝くことができないのです。
疲れやすかったりストレスが溜まりやすかったり、肌トラブルが絶えないという方は
オイルが不足している可能性があります。
良質なオイルを摂るのがポイント
ダイエットをしているからといってオイルを抜いている方もいるかもしれませんね。しかし人間の体には3大栄養素であるタンパク質・脂質・炭水化物が絶対に必要です。
これらが揃って代謝がアップするので、
ダイエット目的で油を抜いていると代謝が下がって逆に太りやすくなります。
しかしせっかくの油もトランス脂肪酸や酸化したオイルのような悪いものでは体に毒となります。
ポイントは良質な油を摂ること。
今回は、私のおすすめのオイルを5つご紹介します。
ギー
ギーはアーユルヴェーダでも使われている、どのドーシャにも合うオイル。
薬としても使われるくらい万能なアイテムです。
無塩バターを煮詰めたもので、パンチャカルマ(最強デトックス)はこのオイルを飲むことから始まります。
甘い香りがして美味しいですよ。
今までは手に入りにくかったのですが、今はスーパーでも見かけるようになってきました。
オリーブオイル
オリーブオイルの価格はピンからキリまでありますね。
安価なものは農薬を使って栽培されていたり、スピード重視の製造過程で酸化しやすい手法で作られているものが多いです。
エクストラバージンオイルを選び、あまりにも安価なものは避けましょう。
高温には適していないので、サラダなどに生で使うのがおすすめです。
ココナッツオイル
ココナッツオイルは生でも加熱でも使えて、お菓子やパン作りにもぴったりです。
体を冷やす効果があるので、暑い季節に使うのがおすすめです。
オリーブオイル同様、栽培環境の良くないものや酸化しやすい手法で製造されている安価なものもありますので、選ぶ際に参考にしてみてください。
セサミオイル
セサミオイルはローストしていない白のタイプがおすすめです。香ばしくて風味がとてもいいオイルです。これも生でも加熱でも大丈夫です。
胡麻にはゴマリグナンという栄養成分が含まれていますが、これは「不老長寿の秘薬」と言われているほど栄養豊富な成分。
胡麻にしか含まれないない物質で老化防止にもなります。
酸化しにくい低温圧縮のものがおすすめです。
サンフラワーオイル
サンフラワーオイルは火を入れると香ばしくて食欲をそそるので炒め物にぴったりです。
オイルはどんな品質ものを選ぶか、が大切です。
結局一番シンプルな工程で作られたオーガニックのものがベストでしょう。
オイルは調味料の中でもお金をかけたいアイテム。
コスメに投資するのも良いですが、ぜひオイルこそ良いものを使うように心掛けてみてください。
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