人生で最高に美味しかった干し人参 IN YOU Marketで出会ったオーガニックな世界vol.12
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端境期の今こそ、干し野菜のススメ
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ーこれまでの「IN YOU Marketで出会ったオーガニックな世界」連載ー
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目に青葉 山ほととぎす 初がつお。春ですね〜。
私の住む地域では、少し前まで山の落葉樹が茶色一色でしたが、
あれよあれよという間に芽吹き、やっと春らしい青葉が目の前に広がってきました。
この季節、「端境期」といって、冬の野菜も春の野菜も全て抜いてしまい、
夏野菜が出来てくるまで畑にはあまり野菜がない状態です。
我が家の小さな畑も名残のブロッコリーが少しとれるくらいですし、
ご近所の農家さんも、ほうれん草やレタス、人参などを少しだけ収穫しているようですが、
これから5月半ばすぎまで、ほとんど野菜がとれないと言っていました。
私はあまりスーパーマーケットで野菜を買うことがないのですが、きっと価格が上がっているのではないでしょうか。
そんな時期には、「干し野菜」のススメ。野菜のない時期にこそ、保存のきく干し野菜をたっぷりといただきましょう。
干し野菜のメリット5つ
干し野菜って、地味な気がするけど、体にどんな影響があるの?と思われる方に、
野菜を干すことによるたくさんのメリットを、早速ご紹介しますね。
1.栄養価がアップする干し野菜
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野菜を干すことでビタミンDやカリウム、カルシウムなどのミネラルが凝縮され、
旨味が出て栄養価も高くなります。例えば、大根おろしのカリウムは190mgですが、
切り干し大根は3500mgと18倍以上。
ビタミンB1も17倍以上、カルシウムも3倍以上と、驚きの数値変化があります。
2.長期保存がきく干し野菜
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端境期を過ぎると、もうすぐ梅雨がやってきます。
我が家では冬にたくさん大根がとれた時にせっせと干して切り干し大根を作りました。
もう食べきれない、という時に干し野菜を手作りすると、野菜のない端境期に助けられます。
3.無駄なく食べられる干し野菜
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野菜を干すことで長期保存がきき、野菜を無駄にすることがなくなります。
梅雨には保存しておいた乾物などがいたみやすくなるので、
その前にせっせと食べた方がいいということもあり、
この時期に干し野菜をいただくのはいろいろな意味でオススメです。
4.たっぷり食べられる干し野菜
干し野菜は水分が抜けてかさが小さくなっているので、いつもよりたっぷりと野菜をとることができます。
忙しい日々が続くとつい野菜が不足がちに。干し野菜なら、
少しの量だと思っても、実はたっぷりお野菜がいただけます。
5.おいしいダシがとれる干し野菜
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干し野菜は乾燥することで味がぎゅっと詰まって、旨味が高くなります。
干し椎茸の旨味「グアニル酸」は有名ですが、
切り干し大根などからも美味しいダシが出ます。
塩分のとりすぎが気になる方は、旨味を有効活用するのがオススメです。
干し野菜を手軽に使うには、スープがオススメ
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干し野菜の代表的なものには、切り干し大根や干し椎茸がありますね。
日本では昔から伝統的に使われてきた食材ですが、普段あまりなじみのない食材だから、
どうやって使っていいかわからないという方もいらっしゃるでしょうか?
そんな方にオススメなのは、まずはスープに使うこと。
ダシをとったスープは美味しいけれど、
昆布やいりこはあらかじめつけておかなくてはいけなかったり、
かつおは大量に必要だったりで、つい市販の粉ダシを使ってはいませんか?
そんな時、干し椎茸と切り干し大根なら、あらかじめ水に漬けなくてもダシが出るので、
手軽に美味しいスープが作れます。
塩味で洋風スープでも、しょうゆ味のお澄ましでも、お味噌汁でも、どんな汁物にも意外と合いますよ。
そして、干し椎茸が煮えたらカットすれば、スープの具としてそのまま食べられるのも嬉しいところ。
少しの野菜を切って追加すれば、簡単スープの出来上がり!野菜不足が解消されることうけあいです。
干し野菜のなかでもおすすめは干し人参
水分の多い野菜以外はどんな野菜でも干し野菜が作れます。中でも、今の時期、人参がオススメです。
保存の冬人参と春に芽を出した間引き人参が入り混じって、旬を迎えている野菜です。
作り方は簡単。包丁で千切りにするか、ピーラーで細長く剥くかして、
ザルや干物用のカゴに入れて干すだけです。
人生最高に美味しいと思える干し人参
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これまでおお話してきたように、私は干し野菜の力を知っていますので、
普段から干し野菜を見つけると必ず購入するのですが、
つい最近、また新しい乾燥人参を見つけました。
宮崎県で農薬や動物性肥料を使わずに大切に作られた有機人参を使った、貴重な切干人参。
こちらの人参、完全オーガニック、製造過程までIN YOUのチェックが入り安心!
だからおすすめ、ということもありますが、
それよりもなによりも、美味しいからおすすめなのです!
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撮影のために人参をセットしていると、おもむろに娘がパクリ。「お〜いし〜い!」
我が家の定番、切り干し大根とのはりはり漬けを作ろうと思ったら、
「そのまま食べたいからちょっととっておいて!」というので、お皿に取り置きました。
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その後、お友達が遊びにきて、この人参をつまむと、「お〜いし〜い!」と、二人でどんどんつまんでいました。
「人参嫌いなあの子に食べさせたら、人参が好きになるかもねっ」って。
私も少しだけそーっとご相伴に預かると、「あま〜い!なにこれ〜」。
我が家は自家製も含め、周りの農家の方が作ったいろいろな無農薬の干し人参をいくつか食べてきて、
甘くて美味しいのは知っていました。
でも、ここまで甘くて味が濃く、それでいて人参特有の臭みがない干し人参は、
今まで生きてきて初めて食べました。
干し人参のはりはり漬けレシピ
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春は肝臓が活発になり、目も疲れやすくなる季節。
今、夏へ変わる土用の時期、肝臓を労ってくれる酢とともにいただく、
干し人参のはりはり漬けがオススメです。
作り方はとっても簡単!
切り干し人参1:切り干し大根3に、酢3:しょうゆ1をジャバジャバ〜とかけてよく混ぜ、20分以上置くだけ。
その日にも食べられますし、冷蔵庫に入れれば3日くらい日持ちもします。
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忙しいとつい品数が少なくなり、野菜が不足がちになりますが、
干し野菜の常備菜があれば、ビタミンやミネラル、食物繊維が手軽にとれますよ。
ぜひ、お試しくださいね!
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出典:食品栄養成分データベース
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